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インプラントの治療期間はどれくらい?治療期間が長期になる理由について解説!

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インプラントの治療期間についてご存じですか? 本記事では、インプラントの治療期間はどれくらいか、治療期間が長期になる理由について以下の点を中心に紹介します。

  • インプラントの治療期間はどのくらいなのか
  • なぜインプラントの治療の期間に差があるのか
  • インプラントはメンテナンスが必要かどうか

インプラントの治療期間について知るためにぜひ最後までお読みください。

インプラントの治療期間

インプラントの治療期間

インプラントの治療期間はどれくらいですか?
インプラント治療の期間は個々の状況によって異なりますが、一般的には開始から終了まで3か月から1年かかります。
手術自体は通常1〜2日で完了しますが、口腔の健康状態によっても期間は異なります。歯茎と顎骨が健康な場合は、追加の治療を必要としないため、一般的に治療期間が短くなります。
上顎インプラントの治療期間は、一般的に下顎インプラントの治療期間よりも長くなることがあります。治療期間中、患者は定期的な検査や調整のために歯科医を複数回訪れる必要があります。
ただし、これらは一般的な目安であり、個々の状況によって異なる場合があります。正確な治療期間を把握するためには、歯科医師との相談が重要です。
インプラントの手術にかかる時間はどれくらいですか?
手術時間の目安としては、1本のインプラントについては10〜15分程度、二回法の場合は1本あたり5〜10分程度となります。一般的には、1本の場合は30分、3本の場合は1時間が目安とされています。
ただし、手術時間はインプラントの本数や治療する箇所によって異なるため、個々の状況によって異なることを覚えておきましょう。また、骨造成など他の治療が必要な場合は、手術にかかる時間が長くなることもあります。
インプラントの期間が伸びてしまう理由はなぜですか?
インプラント治療の期間が延長される理由は複数あります。治療本数、残存歯数:インプラントの本数が多くなる方が、一般的に治療期間は長くなります。
インプラントと骨の結合:インプラントと骨の結合が遅い場合は、治療が長期化します。
顎骨の量:骨が少ない方は骨造成が必要になるため、治療期間がかかります。
術後感染など偶発症:術後に感染が起こった際は、再手術になることもあります。

インプラントの治療期間には差があるのか

インプラントの治療期間には差がある?

なぜインプラントの治療の期間に差があるのですか?
健康な歯茎と強い顎骨を持っている場合、インプラントの挿入と接着プロセスが迅速に進行できます。しかし、繰り返しになりますが、顎骨の量が不足している場合は、歯茎治療や骨移植などの追加治療が必要になり、治療期間が長くなることがあります。
具体的な治療計画が決まるまでの来院回数や受診期間は異なる場合があります。さらに、使用するインプラントの種類によっても治療期間が異なる可能性があります。一部のインプラントは他の種類よりも長い接着期間を必要とし、治療期間に影響を与える可能性があります。
インプラントの定着期間はどれくらいですか?
インプラントの定着期間は、人工歯根と顎の骨が結合するための期間であり、個人差があります。一般的には、3ヶ月から1年程度が平均的な期間とされています。下顎の場合、骨がしっかりしているため、約3ヶ月程度の期間が必要とされます。一方、上顎では骨の密度が下顎よりも低いため、約6ヶ月程度の期間が必要とされます。また、骨の少ない方が骨造成が必要になるため治療時間がかかります。
また、2回法で手術をした場合は、1回目の手術後に3〜6カ月の定着期間が必要とされます。この期間は、人工歯根と骨の結合を十分に進めるために必要な時間です。
インプラントの治療で歯がない期間はありますか?
インプラントの治療中には、歯がない期間が生じます。この期間は個々のケースによって異なりますが、一般的には2〜6か月程度です。この期間は、インプラントが顎骨と統合するまでの時間を指します。治療開始後、インプラントが顎骨に埋め込まれ、結合が進むまでに時間がかかります。
この間、一時的に歯が使用され、見た目や咬合機能を維持します。完全な統合が確認された後、一時的な歯は永久歯と交換されます。この期間は患者の口腔の健康状態や骨の結合能力によって異なるため、歯科医師との相談が重要です。

インプラントのメンテナンス

インプラントのメンテナンス

インプラントはメンテナンスが必要ですか?
インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが必要です。通院して歯科医院での検診を受けることが推奨されており、年に2〜4回程度の通院が目安です。メンテナンスの費用は1回につき約3,000〜10,000円程度となります。
これに加えて、セルフメンテナンスも重要です。日常生活での口腔ケアや歯磨きにも十分な注意が必要です。インプラントのメンテナンスは、インプラントの寿命を延ばし、失敗を防ぐために重要です。
インプラントのメンテナンスはどのようなことをしますか?
まず、歯科医はインプラントと周囲の歯をクリーニングし、歯垢や歯石の蓄積を取り除きます。また、検査をし、インプラントと周囲の組織に炎症、感染、または他の問題がないかを確認します。X線を撮影することで、インプラントと周囲の骨の状態を確認することもあります。
さらに、口腔衛生の指導もします。歯科医は、適切なブラッシングやデンタルフロスの技術など、自宅でのインプラントケア方法について指導します。必要に応じて、歯科医はインプラントや修復物の調整をし、正しいフィット感と機能を確保します。
インプラントのメンテナンスをしなかったらどうなりますか?
歯科インプラントのメンテナンスを怠ると、いくつかの問題が発生する可能性があります。
まず、インプラント周りにプラークが蓄積し、感染症を引き起こす可能性があります。この状態はインプラント周囲炎と呼ばれ、骨量減少やインプラントの失敗につながる可能性があります。また、メンテナンスを怠るとインプラントが緩んで可動性が生じ、最終的に脱落する可能性もあります。
さらに、インプラントの周囲に感染症が発症するリスクも高まります。メンテナンスを怠ると、インプラントの故障や交換手順が必要になる可能性もあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

インプラントの治療期間はどれくらいなのかについて紹介してきました。

  • インプラント治療の期間は個々の状況によって異なりますが、一般的には開始から終了まで3か月から1年かかる。
  • 歯周病や顎骨の量が不足している場合は、歯茎治療や骨移植などの追加治療が必要になり、治療期間が長くなることがある。
  • 通院して歯科医院での検診を受けることが推奨されており、年に2~4回程度の通院が目安となる。

これらの情報がインプラントの治療期間について知りたい方の参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

山下 真理子医師(くみこクリニック京都駅前院)

京都府立医科大学医学部医学科 卒業 / のべ10年以上の美容皮膚科勤務を経て、現在はくみこクリニック北山院に勤務している。コロナ以前は、大阪医専にて、医療従事者の教育にも関わった経験がある。

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