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インプラント治療のカウンセリング内容や確認すべきポイントを解説します

インプラント治療のカウンセリング内容や確認すべきポイントを解説します

インプラント治療は、一般的な歯科治療とは異なるため、カウンセリングが果たす役割は大きいです。患者さんはインプラント治療に関する正しい知識を持っていないため、気になる点や不安に感じる点をしっかりと聞くことが大切です。 この記事では、インプラント治療のカウンセリング内容やそこで確認すべきポイントなどを詳しく解説します。

インプラント治療で行うカウンセリングとは

インプラント治療におけるカウンセリングの目的や内容、カウンセリングに設けられている時間などを確認しておきましょう。

インプラント治療でカウンセリングをする目的はなんですか?
インプラント治療におけるカウンセリングの目的は、その他の治療と大きな違いはありません。インプラント治療の具体的な方法を説明してもらい、インプラント治療が適しているかどうかのアドバイスがもらえます。

また、患者さんが抱えているインプラント治療への不安や疑問を解消するのがカウンセリングの目的でもあります。

カウンセリングではどのようなことを行いますか?
インプラント治療のカウンセリングでは、以下が行われます。
  • インプラント治療の概要の説明
  • インプラント治療に伴うメリットとデメリットの説明
  • インプラント治療で使用する素材の説明
  • インプラント治療の費用や期間、保証に関する説明
  • 患者さんのお口の中の状態に関する説明
  • インプラント治療に関する質疑応答

カウンセリングは、患者さんがインプラント治療を正しく理解するために行うものなので、遠慮せずに何でも質問することが大切です。

インプラントの治療計画の立て方を教えてください
インプラントの治療計画は、次の流れで立案されるのが一般的です。
  1. カウンセリング
  2. 精密検査
  3. デジタルシミュレーション

患者さんのお口の状態や、インプラント治療の予算、ライフスタイルなどが適しているかどうかを評価していきます。 次に、口腔内診査、口腔内の写真撮影、レントゲン撮影、歯科用CT撮影などを行って、患者さんのお口の中と顎の骨の状態を正確に把握します。場合によっては、全身の健康状態を調べるために、血液検査を実施することもあります。 歯科用CT撮影で取得したデータをもとに、デジタルシミュレーションを実施します。それと精密検査の結果を併せて、インプラントの治療計画を立案します。

一般的にどのぐらいのカウンセリング時間が設けられますか?
通常は、インプラントのカウンセリングに30〜60分程度の時間が設けられています。インプラント治療を行っている歯科医師に相談できる貴重な時間ですので、カウンセリングを受ける前には疑問点を整理しておきましょう。

インプラントのカウンセリング時に伝えるべきこと

インプラントのカウンセリング時に伝えるべきこと インプラントのカウンセリングを受ける際に、歯科医師へ伝えるべきこと、伝えてもよいことを解説します。

カウンセリング時に伝えるべきことがあれば教えてください
インプラントのカウンセリングを受ける際、以下の4点を伝えるようにしましょう。

◎健康状態と既往歴

インプラント治療は外科手術を伴うため、全身の健康状態が重要となります。

重度の高血圧症や糖尿病、骨粗しょう症などを患っている場合は、インプラント治療の適応にならないこともあります。また、過去に脳梗塞や心筋梗塞を発症した経験がある場合は、血が固まりにくくなる薬を常用していることもあるため、既往歴も伝えるようにしましょう。

◎お口のなかの状態

お口のなかがどのような状態かによって、インプラントの適応や治療の難易度が変わるため、カウンセリングの際に伝えておくとよいでしょう。

噛み合わせや顎関節に問題がある場合も併せて伝えるのが望ましいです。

◎喫煙習慣の有無

喫煙はインプラント治療の天敵です。タバコの煙は歯周組織の血流を悪くして、インプラント周囲炎のリスクを大きく上昇させるため、原則的に禁煙が必要です。

カウンセリングの際にタバコを吸っていることを隠すのは、患者さんの不利益となることから、必ず伝えるようにしましょう。

◎予算について

インプラント治療は保険が適用されず、外科手術を伴うことから、高額な費用がかかります。そのためカウンセリングではあらかじめ予算を伝えておくようにしましょう。

インプラントは1本あたり30~50万円程度の費用がかかりますが、場合によっては骨造成や静脈内鎮静法などを併用することで、さらに数十万円の加算される場合もあります。

市販薬でも継続的に使用している場合は、カウンセリングで伝えるべきですか?
常用している薬剤がある場合は、すべて伝えておきましょう。薬剤の種類によっては、インプラント手術に支障をきたす可能性もあります。
過去にどのような歯科治療を受けたかを伝えるべきですか?
一般的なむし歯治療や歯周病治療については、特に伝えなくても問題ありませんが、聞かれた場合には答えるようにしましょう。失った歯の治療(補綴治療)や歯列矯正、顎関節症の治療など、専門性の高い治療を受けた経験がある場合は、インプラント治療への影響もあるため伝えておきましょう。
治療に対する不安な気持ちなどもカウンセリングのときに話してもよいですか?
もちろんです。インプラント治療には外科手術を伴うため、不安な気持ちを抱える患者さんが少なくありません。治療にかかる費用や期間、手術後の生活など、不安に感じる点があれば遠慮なく伝えることが大切です。

インプラント治療のカウンセリングで確認すべき質問

インプラント治療のカウンセリングで確認すべき質問 インプラント治療のカウンセリングを受けた際に、確認しておくべき点を紹介します。

治療期間や手術後のケアについて、どのようなことを確認すればよいですか?
治療期間については、精密検査からインプラントの埋入手術、上部構造の装着に至るまでの全体の期間を確認しておくとよいでしょう。

手術後のケアについては、痛みや腫れの程度と対処法、術後に避けるべき行為を確認してください。手術から何日くらいで痛みや腫れが引いて、普段どおりの生活に戻れるかも確認しておくとよいでしょう。

費用や保証制度については、しっかり確認すべきですか?
確認すべきです。インプラント治療に総額でいくらかかるのかを確認しておきましょう。後で追加費用が発生したり、把握していない費用があったりすると、金銭的なトラブルに発展しかねません。
インプラント治療で後悔しないために聞いておくべきことがあれば教えてください
インプラント治療の成功率と手術に伴うリスクは、あらかじめ確認しておきましょう。一般的なインプラント治療の10年生存率は9割以上とされていますが、それでも失敗する可能性は残っています。

お口のなかの状態から治療の難易度、どのような仕上がりが期待できるのかも聞いておきましょう。インプラント手術に伴うリスクも歯科医師の口からきちんと伝えてもらうことが大切です。

編集部まとめ

インプラント治療のカウンセリング内容や確認すべきポイントについて解説しました。インプラント治療のカウンセリングでは、インプラントの概要や治療にかかる費用、期間などの説明が受けられます。

カウンセリングの時間は30〜60分程度が一般的なため、質問する内容もまとめておくとよいでしょう。カウンセリングは、インプラント治療で後悔しないためにも大切です。

参考文献

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次歯科医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次歯科医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

  1. インプラント治療のカウンセリング内容や確認すべきポイントを解説します

  2. インプラント治療は高額療養制度を受けられる?保険適用される場合について解説

  3. インプラントの3本ブリッジの費用やメリット・デメリットなど、詳しく解説

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