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抜歯即時埋入インプラントとは?治療の流れや、メリット・デメリットも紹介!

インプラント 即時埋入

抜歯即時埋入インプラントをご存じでしょうか。 本記事では抜歯即時埋入インプラントについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 抜歯即時埋入インプラントとは
  • 抜歯即時埋入インプラントのメリットとデメリット
  • 抜歯即時埋入インプラントの治療期間

抜歯即時埋入インプラントについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

抜歯即時埋入インプラントについて

抜歯即時埋入インプラントについて

抜歯即時埋入インプラントとは何ですか?
抜歯即時埋入インプラントとは、歯科医療技術の進歩によって開発された新しい治療システムの一つです。標準的なインプラントでは、歯を取り除いた後、歯肉の治癒と顎の骨が落ち着くまでの期間を待ってから、インプラント(人工歯根)の埋入をします。 しかし、抜歯即時埋入インプラントでは、歯を抜いた直後にインプラントを埋入することが可能となります。この方法により、治療期間を大幅に短縮できるだけでなく、外科的な手術の回数も減少します。 また、切開をしないため、外科的な侵襲もとどめられます。この治療が適用できるかどうかは、患者さんの骨の健康状態に依存します。したがって、具体的な治療の適用については、専門の歯科医師との相談が必要となります。
抜歯即時埋入は、通常のインプラント手術「抜歯待時埋入法」と何が違いますか?
「抜歯即時埋入」は、重度の歯周病やむし歯などで抜歯が必要となった際、歯を抜いた直後にインプラントを挿入する治療法です。この方法の特徴は、治療期間の短縮です。 通常のインプラント治療では、抜歯後、骨が再生されるまでの2〜3ヵ月待つ必要があります。抜歯即時埋入ではその待ち時間がなく、治療期間を大幅に短縮できます。また、手術当日に仮歯を装着することが可能なため、「歯がない」期間を避けられます。 一方、通常の「抜歯即時埋入法」では、抜歯後、骨が十分に再生されるまで待ち、その後インプラントを埋め込む手順となります。この方法は、骨の再生を待つことで、インプラントの安定性を高めることが期待されます。 両者の選択は、患者さんの口腔内の状態や希望、治療をする歯科医師の判断によって違います。
抜歯即時埋入インプラントはどういう人に向いていますか?
抜歯即時埋入インプラントは、特定の条件を満たす患者さんに特に適しています。 具体的には、抜歯する歯やその周辺の歯肉に大きな炎症が存在しない、顎の骨が十分に健康である、入れ歯の装着が困難な方や、抜歯後に歯が欠損する状態を避けたい方におすすめです。この手法は、適切な条件下で行われることで、治療の働きを大きくし、患者さんの不便を抑えることが期待されます。適切な判断のため、歯科医師との相談が必要です。

抜歯即時埋入インプラントのメリット・デメリット

抜歯即時埋入インプラントのメリット・デメリット

抜歯即時埋入インプラントのメリットを教えてください。
抜歯即時埋入インプラントの主なメリットを以下に解説します。

  • 時間の短縮: 伝統的なインプラント治療より、治療期間が大幅に短縮されます。これにより、患者さんの負担が軽減されるだけでなく、治療の効率も向上します。
  • 自然な見た目: 抜歯後すぐにインプラントを埋入することで、歯肉の形状や色が自然に保たれ、より自然な見た目の仕上がりとなります。
  • 骨の減少を防ぐ: 抜歯後、骨が萎縮することがありますが、即時埋入することで骨の減少を抑えられます。
  • 効果が期待できる治療: 正確な位置にインプラントを埋入でき、安定した噛み合わせや機能性を実現します。

しかし、すべての患者さんに適しているわけではありません。適切な診断と治療計画が必要です。適切なケースでの適用を前提として、これらのメリットを享受できます。

抜歯即時埋入インプラントのデメリットを教えてください。
抜歯即時埋入インプラントは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。

  • 成功率の変動: 伝統的なインプラント治療より、成功率がやや低下する可能性があります。これは、抜歯直後の骨や組織が安定していないため、インプラントの固定が難しくなることが原因とされています。
  • 技術的な難易度: 抜歯即時埋入は、歯科医師の高度な技術と経験が求められる治療法です。適切な位置や角度での埋入が必要となり、技術的なミスが許されません。
  • 適応制限: すべての患者さんがこの治療法の対象となるわけではありません。重度の骨の萎縮や感染がある場合、抜歯即時埋入は適していないことがあります。
  • コスト: 一般的なインプラント治療より、抜歯即時埋入は高額になることがあります

これらのデメリットを考慮し、患者さんの健康状態や要望、そして歯科医師の経験や技術を基に、ぴったりな治療法を選択することが重要です。

抜歯即時埋入インプラントの治療について

抜歯即時埋入インプラントの治療について

抜歯即時埋入インプラントの施術の流れを教えてください。
抜歯即時埋入インプラントの施術の流れは以下の通りです。

  • 診察・カウンセリング: まず、患者さんの口腔内を詳しく診察し、インプラント治療の適応や必要性を確認します。この段階で、患者さんの希望や疑問に応じて詳しい説明やカウンセリングが行われます。
  • CT撮影: 歯や顎骨の状態を詳しく把握するために、CT撮影をします。これにより、インプラントの埋入位置や角度、骨の量や質を正確に知れるでしょう。
  • 抜歯: 治療が必要な歯を抜歯します。この際、周囲の組織をできるだけ傷つけないように注意が払われます。
  • インプラント埋入: 抜歯した直後に、インプラントを埋入します。この時、先に撮影したCTデータを基に、適切な位置や角度で埋入が行われます。
  • 一時冠の装着: インプラントの上に一時的な冠を装着します。これにより、日常生活での噛み合わせや見た目の問題を解消します。
  • 経過観察: インプラントがしっかりと骨に結合するまでの経過を観察します。安定したら、最終的な冠やブリッジを装着し、治療は完了となります。
抜歯即時埋入を受けるには条件があるのですか?
抜歯即時埋入を受けるにはいくつかの条件があります。

  • 骨の量と質: インプラントをしっかりと固定するためには、顎骨の量と質が十分であることが必要です。
  • 周囲の炎症: 抜歯する歯やその周辺の歯肉に大きな炎症がないことが求められます。炎症がある場合、インプラントの成功率が低下する可能性があります。
  • 全体的な口腔内の健康状態: 口腔内の他の部位に問題がないか、例えば進行中のむし歯や歯周病がないかを確認します。

これらの条件を満たす場合、抜歯即時埋入が適切な選択となることが多いとされています。しかし、患者さんの状態や希望に応じて、適切な治療方法が提案されます。

抜歯即時埋入インプラントの治療期間はどれくらいですか?
抜歯即時埋入インプラントの治療期間は、通常のインプラント治療より大幅に短縮されます。通常のインプラント治療では、抜歯後に数ヶ月の待機期間が必要となり、その後インプラントを埋入し、さらに数ヶ月の経過を待ってから最終的な義歯を装着します。これに対して、抜歯即時埋入インプラントでは、抜歯とインプラント埋入を同時に行うため、数週間から数ヶ月で治療が完了することが多いとされています。 ただし、患者さんの口腔内の状態や骨の量、質によっては、治療期間が変動することもあります。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで抜歯即時埋入インプラントについてお伝えしてきました。抜歯即時埋入インプラントの要点をまとめると以下の通りです。

  • 抜歯即時埋入インプラントとは、歯を抜いた直後にインプラントを埋入することが可能となった歯科医療技術の進歩によって開発された新しい治療システムのこと
  • 抜歯即時埋入インプラントのメリットは、時間の短縮や自然な見た目、骨の減少を防ぐことなどがあり、デメリットは、成功率がやや低下する可能性があり、高度な技術と経験が求められ、適応制限があることなどが挙げられる
  • 抜歯即時埋入インプラントの治療期間は、通常のインプラント治療より大幅に短縮され、数週間から数ヶ月で治療が完了することが多い

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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