インプラント

インプラントの被せ物を交換するときの費用はどのくらい?インプラントに被せる歯の種類別に徹底解説!

インプラントの被せ物を交換するときの費用はどのくらい?

インプラントの被せ物の交換費用をご存じですか? 本記事では、インプラントの被せ物を交換する際の費用について以下の点を中心にご紹介します!

  • インプラントの被せ物が割れたり取れたりした際の交換費用
  • インプラントの被せ物の種類ごとの交換費用
  • インプラントの被せ物の交換費用の保険について

インプラントの被せ物の交換費用について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

インプラントの被せ物は交換が必要?

インプラントの被せ物は交換が必要?

インプラントの被せ物は、インプラント本体、アバットメント、被せ物の3つの部品で構成されています。インプラント本体は、あごの骨に埋め込まれ、被せ物を支える役割を担います。アバットメントは、インプラント本体と被せ物を連結する部品であり、被せ物の種類によって異なります。被せ物は、歯の形状に合わせて作られ、被せ物の種類によって異なります。インプラントの被せ物は、適切なメンテナンスを行うことで、長期間使用できます。インプラントの被せ物の交換が必要かどうかは、被せ物の状態によって異なります。被せ物の状態によっては、修理ではなく新しい被せ物を作り直す場合もあります。被せ物の交換が必要かどうかは、歯科医師に相談することが重要です。

インプラントの被せ物の交換費用

インプラントの被せ物の交換費用

インプラントの被せ物が割れてしまった場合と、被せ物がとれてしまった場合の交換費用について解説します。

インプラントの被せ物が割れた場合

インプラントの被せ物が割れる原因は、転倒や強い衝撃を受けた場合、硬い食べ物を噛んだ場合、噛み合わせの変化により、人工歯に強い負担がかかる場合などが挙げられます。
インプラントの被せ物が割れた場合の被せ物の交換費用は、被せ物の種類や状態、治療を行う歯科医院によって異なります。被せ物が割れた場合、1本あたりの交換費用は約10万円〜20万円程度です。また、修理の費用はクリニックによって異なりますが、交換費用より少額になることが多いようです。被せ物の交換が必要かどうかは、歯科医師に相談することが重要です。

被せ物が取れただけの場合

基本的にインプラントの被せ物は耐久性が高い素材で作られており、日常生活の中で壊れることは稀です。被せ物が単に取れただけの場合、大きい費用は発生しないと思われます。多くの場合、取れた部分をインプラントに再度取り付けるだけで済む場合が多いです。ただし、再診や再接着の際の料金が発生することは考えられます。また、紛失してしまった場合は、被せ物やインプラントが壊れた場合と同様の対応になる可能性が高いです。しかし、クリニックによっては保証期間が設定されており、その期間中の損傷については無償での対応が可能な場合があります。そのため、前もって情報を確認することが望ましいです。

取れてしまった被せ物は保管しよう

取れてしまったインプラントの被せ物は、適切な保管が必要です。被せ物が取れた際、壊れていない場合は再装着が可能なため、大切に保管しましょう。被せ物を誤って捨ててしまわないよう注意しましょう。
また、自分で再装着を試みることは避け、専門家の手による再装着を受けることが推奨されます。被せ物の向きを間違えたり、正しく固定されない場合、さらなるトラブルの原因となる可能性があるため、速やかに歯科医院を受診し、医師のアドバイスを受けましょう。

インプラントに被せる歯の種類と費用

インプラントに被せる歯の種類と費用

インプラントの被せ物の素材により、交換費用は異なります。4つの素材に着目して、それぞれの交換費用について解説します。

モノリシックジルコニア

モノリシックジルコニアは、内側に金属を使用せず、全てジルコニアのみで作られた被せ物です。モノリシックジルコニアは、金属アレルギーのある方にも適しており、審美性にも優れています。ただし、モノリシックジルコニアは費用が高くなる場合があります。インプラントの被せ物の交換費用は、被せ物の種類や状態、治療を行う歯科医院によって異なります。

ポーセレンフューズトジルコニア

ポーセレンフューズトジルコニアまたはジルコニアボンドは、内側にジルコニアという素材を使用したセラミッククラウンで、金属アレルギーのある方にも適しています。外側は硝子セラミックなどで作られており、審美性にも優れています。1本あたりの費用はモノリシックジルコニに比べて高くなることが多いです。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックとプラスチックを組み合わせた被せ物で、自然な見た目とコストパフォーマンスを兼ね備えています。プラスチックが入っている分、強度や色の安定性に劣ります。

メタルボンド

メタルボンドは、金属とセラミックを組み合わせた被せ物で、適合性がよく、審美性も兼ね備えています。

インプラントの被せ物は保険適用になるのか

インプラントの被せ物は保険適用になるのか

インプラントの被せ物の交換費用は保険適用されるのでしょうか。また、医療費控除の申請の対象になるのでしょうか。以下に詳しく解説します。

保険は適用されない

インプラントの被せ物の交換費用は、基本的に保険適用されません。保険適用されない理由は、インプラント治療自体が「自由診療」であるためです。自由診療とは、保険が適用されない治療のことで、歯科医院が自由に料金を設定できるものです。そのため、インプラント治療にかかる費用は、治療を行う歯科医院によって異なります。インプラントのメンテナンス費用についても、健康保険は適用されないことがほとんどです。

医療費控除は申請できる

インプラントの被せ物の交換費用は、保険適用されないことが一般的です。しかし、インプラントのメンテナンス費用は、医療費控除制度の対象となることがあります。医療費控除制度とは、世帯全体が支払った医療費のうち、一定額以上を超えた分について、所得税から控除される制度です。インプラントのメンテナンス費用だけで年間10万円を超えることはありませんが、世帯全体が支払う医療費が10万円を超えることは、決して珍しいことではありません。医療費控除申請には、医療費控除申告書を提出する必要があります。

まとめ

まとめ

ここまでインプラントの被せ物の交換費用についてお伝えしてきました。 インプラントの被せ物の交換費用の要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントの被せ物の交換や再治療が必要かどうかは、素材や状況により異なるため、歯科医師に相談することが重要
  • インプラント1本当たりの交換費用は、歯科医院やインプラントの素材により異なり、約10~20万円程度となることが多い
  • インプラントの交換費用は保険適用されないが、医療費控除の対象となる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

記事をもっと見る
  • この記事の監修医師
  • 他の監修記事
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

  1. 総入れ歯とオールオン4の違いは?それぞれのメリット・デメリットについて徹底解説!

  2. 食いしばりがあってもオールオン4はできる?食いしばりがオールオン4に与える影響について

  3. インプラントにかかる金額はいくら?内訳について解説します

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340