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インプラント手術の通院回数は?期間中の注意点についても紹介

インプラント手術の通院回数は?

インプラント手術は、歯を失った際に、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、上部構造(天然歯の歯冠に相当)を取り付ける治療法です。インプラント手術では何回通院するかご存知ですか? 本記事では、インプラント手術の通院回数について以下の点を中心にご紹介します!

  • インプラント手術期間の通院回数
  • インプラント治療の内容
  • インプラント治療期間の注意点

インプラント治療の通院回数について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

インプラント手術の通院について

インプラント手術の通院について

インプラントの手術を行う場合は何回通院しますか?
インプラント手術の通院回数は、一般的に2〜3回程度です。具体的には、初回のカウンセリング・検査、二回目の手術(インプラント挿入)、三回目の歯冠(かぶせ物)の取り付けとなります。ただし、患者の状態や手術方法によっては、通院回数が異なる場合もあるため、歯科医師に相談することが重要です。また、手術期間中は、傷口の治療や口内の清掃、食事制限などに注意が必要です。
通院したらどのようなことを行いますか?
初回のカウンセリング・検査: インプラント治療に適した状態かどうかを確認するための検査を行います。また、治療方法や費用、リスク、期間などについての説明を受けます。歯の抜歯: 歯を失った場合、インプラントを挿入するためには、その場所にある歯を抜く必要があります。抜歯は、通常の抜歯と同じように行われます。

手術前検査: 手術に備えて、レントゲン検査や口腔内の検査、血液検査などが行われます。

インプラント挿入手術: 人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込む手術を行います。一般的に、手術は局所麻酔で行われます。

抜糸: 手術後、傷口を縫合した場合は、一定期間後に縫い糸を取り除きます。

歯冠取り付け: インプラントが固定された後、上部構造(歯冠)を取り付けます。

以上が、インプラント治療における通院の流れです。ただし、患者の状態や治療方法によっては、通院回数や内容が異なる場合があります。歯科医師と相談し、治療計画を立てることが重要です。

インプラント手術の期間はどのくらいですか?
カウンセリング・検査: 1回目の通院で行われるカウンセリング・検査は、患者の状態や治療計画によって異なりますが、通常は30分〜1時間程度です。歯の抜歯: 歯の抜歯は、通常は5〜10分程度ですが、複数本の歯を抜く場合や、難易度が高い場合は、時間がかかることがあります。

手術前検査: 手術前検査は、レントゲン検査や口腔内の検査、血液検査などが含まれます。通常は30分〜1時間程度です。

インプラント挿入手術: インプラント挿入手術は、1本あたり30分〜1時間程度です。手術方法や歯科医師の経験によって異なります。

抜糸: 手術後、傷口を縫合した場合は、1週間〜10日程度で縫い糸を取り除きます。抜糸は5〜10分程度です。

歯冠取り付け: インプラントが固定された後、歯冠を取り付けるまでには、1週間〜10日程度かかる場合があります。歯冠の取り付けは、1本あたり30分〜1時間程度です。

以上が、インプラント手術の期間の概要です。ただし、患者の状態や治療方法によっては、期間が異なる場合があります。歯科医師と相談し、治療計画を立てることが重要です。

手術後に通院することはありますか?
抜糸後の経過観察: 抜糸後、傷口の経過観察のため、1週間〜10日後に通院が必要です。歯科医師が傷口の状態を確認し、問題がなければ、次のフェーズに進みます。アバットメント(インプラントの固定具)の取り付け: インプラントの周りにあるアバットメントを取り付けるために、2回目の手術が必要となる場合があります。通常は3〜6か月後に行われます。

上部構造の調整と装着: 歯冠取り付け前に、詳細な口腔内の検査や口腔内の印象を取る必要があります。その後、歯冠を取り付ける際に、細かい調整を行うことがあります。通常は、数回の通院が必要となります。

期間中の注意点

期間中の注意点

インプラント期間中の注意点はありますか?
食事に注意する: 手術直後は、食べ物の種類や食べ方に気を付ける必要があります。また、手術後しばらくの間は、痛みが生じやすいので、硬い食べ物や熱いものを避けるようにしましょう。歯磨きに注意する: インプラント手術後は、歯磨きの方法にも気を付ける必要があります。傷口が治癒するまでは、傷口周辺の歯磨きは丁寧に行い、傷口に触れないように注意しましょう。

喫煙を避ける: 喫煙は、口内の血行を悪化させ、傷口の治癒を遅らせる原因となります。インプラント治療中は、禁煙することが望ましいです。

経過観察を受ける: 手術後の傷口の経過観察は、歯科医師による定期的な診察が必要です。通院予定を事前に確認し、指示に従いましょう。

ストレスを避ける: ストレスは、免疫力を低下させることがあり、傷口の治癒を遅らせる原因となります。治療期間中は、ストレスを避けるようにしましょう。

治療後に起こるトラブルはありますか?
インプラント周囲炎: インプラント周囲の炎症。歯肉の腫れ、出血、痛みなどが生じます。炎症が放置されると、骨まで破壊され、インプラントが抜け落ちることもあります。炎症が生じた場合は、すぐに歯科医院に受診しましょう。インプラントがずれた場合: 手術後、インプラントがずれたり移動したりすることがあります。原因としては、骨が薄くなること、外力による影響などが考えられます。ずれた場合は、歯科医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

インプラント周囲骨吸収: インプラント周囲の骨が吸収されることがあります。骨の吸収は、周囲の歯やインプラント自体が移動してしまう原因となります。定期的な検診を受け、早期に発見することが大切です。

インプラントによる神経障害: 神経に接触してしまうことで、しびれや痛みが生じることがあります。手術前にレントゲン検査をしっかり行い、神経に対するリスクを確認することが重要です。

インプラント周囲の歯肉炎: 周囲の歯肉が炎症を起こし、歯肉の退縮や感染、出血などが生じます。適切な口腔ケアを行い、定期的な検診を受けることが予防につながります。

これらのトラブルについては、手術前にしっかりと説明を受け、定期的な検診を受けることで、予防・早期発見が重要です。また、適切な口腔ケアを行うことも、トラブルを予防するために大切です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでインプラント手術の通院回数についてお伝えしてきました。 インプラント手術の通院回数の要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントの通院回数は一般的には2〜3回と治療後のメンテナンス
  • インプラント治療ではカウンセリング・検査、抜歯、インプラント挿入手術、抜糸、歯冠取り付けなどが行われる
  • インプラント手術後は、食事や運動に制限がかかるため注意が必要

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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