インプラント

インプラントに年齢制限はある?高齢者が治療を受ける際のリスクも徹底解説!

インプラントに年齢制限はある?

若者から高齢者までインプラント治療を検討している人は多いと考えられます。 インプラント治療は年齢に関係なく誰でも受けられるものなのでしょうか。 本記事ではインプラントの年齢制限について以下の点を中心にご紹介します。

  • インプラントとは
  • インプラントの年齢制限について
  • インプラント治療を受ける際の注意点

インプラントの年齢制限について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

インプラントとは

インプラントとは

インプラントとは何ですか?
インプラントとは、医療器材を人の体に埋め込むことの総称です。心臓のペースメーカーや人工関節、美容目的で用いるシリコンなど、これらもインプラントの一種です。歯科分野では「歯科インプラント」または「デンタルインプラント」と呼ばれますが、歯科インプラント治療の普及により「インプラント」という呼称が一般的になりました。 歯科インプラント治療は、ブリッジや入れ歯と比較して、周囲の健康な歯を削る必要がないため、審美的・機能的に優れています。これは、人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法であり、第2の天然歯として機能します。 インプラント治療により、欠損した歯を補完し、自然な噛み心地と見た目を回復できるため、歯の損失による噛みにくさや審美面での悩みを解決できます。
インプラント治療の費用はどのくらいかかりますか?
インプラント治療の費用は、検査・診断料、インプラントの手術代、上部構造(人工歯・被せ物)、術後の消毒・検診代などで構成されます。一般的なインプラント1本あたりの費用は、300,000円から500,000円程度ですが、都市部ではやや高めに設定されることもあります。 保険が適用されない自由診療であるため、各医療機関によって料金設定が異なります。医院の設備や歯科医師の技術、使用しているインプラント体の種類などによっても価格に差が生じます。 治療費は患者さんの歯の状態や治療計画によっても変動するため、詳細な見積もりや相談が必要です。インプラント治療を検討する際には、信頼性のある歯科医師としっかりと話し合い、治療にかかる費用やオプションについて理解を深めることが大切です。
インプラントの種類はありますか?
インプラントの種類は、主にスクリュータイプ、シリンダータイプ、バスケットタイプ、ブレードタイプの4つに分類されます。スクリュータイプは骨に埋め込む穴が小さく、噛む力を効率的に骨に伝えるため、最も多く使用されています。シリンダータイプはネジのらせんがなく、埋め込みが容易ですが、初期固定が弱い特徴があります。バスケットタイプはネジがらせん状で、骨とより強く結合させられますが、強度が弱く、使用が減少しています。ブレードタイプはT字の板状で、骨幅が狭い部分に適していますが、力のかかり方に偏りがあり、現在はほとんど使用されていません。 また、インプラントはワンピース型とツーピース型にも分かれます。ワンピース型はインプラントとアバットメントが一体化しているため、1回法の治療に採用されます。ツーピース型はインプラントとアバットメントが別々になっていて、2回法の治療で用いられます。各種類の特徴と患者のお口の状態に合わせて、医師が選定を行います。

インプラントの年齢制限について

インプラントの年齢制限について

インプラント治療に年齢制限はありますか?
インプラント治療には基本的な年齢制限はありません。20~25歳以上であれば、一般的にはインプラント治療を受けることが可能です。これは、若年者では顎骨の発達が途中であり、インプラントを埋め込むと歯の発達に影響が出て、噛み合わせが乱れるリスクがあるからです。また、年齢の上限も特に定められていません。理論的には100歳でも治療を受けることが可能です。 しかし、高齢者がインプラント治療を受ける際には、いくつかのリスクが存在します。免疫力や体力が低下している場合、手術によるリスクが高まります。また、全身疾患がある場合や口腔内の状態が悪い場合など、治療を受けられないケースも存在します。したがって、年齢だけでなく、患者の全体的な健康状態や生活状況も考慮に入れる必要があります。
インプラント治療は未成年でも受けられますか?
インプラント治療は未成年でも受けられる可能性がありますが、いくつかの制限が存在します。特に、顎の骨の成長がインプラント治療の結果に影響を及ぼす可能性があるため、未成年者に対するインプラント治療は慎重に行われます。例えば、永久歯がすべて生え揃っていても、顎の骨はまだ成長している可能性があります。インプラントは顎の骨に埋め込むため、その状態で顎の骨が成長すると、治療の結果に不具合が生じる可能性があります。したがって、未成年者がインプラント治療を受ける場合は、そのリスクを十分に理解した上で、歯科医との相談を通じて決定されるべきです。
インプラント治療を受ける方の平均年齢は何歳ですか?
インプラント治療を受ける方の平均年齢については、具体的な数字を示すことは難しいです。なぜなら、インプラント治療は年齢制限が特に定められていないからです。しかし、一般的には20歳未満の人や全身状態の悪い方はインプラント治療を受けることが難しいケースがあります。20歳未満の場合、顎の骨の成長がインプラント治療の結果を影響する可能性があるためです。一方、高齢になると体力や治癒能力の低下、全身疾患などが理由でインプラント治療が困難となることがあります。したがって、インプラント治療を受けるかどうかは個々の健康状態や生活習慣によるところが大きいです。
若年期に永久歯を失ってしまった場合はどうすれば良いですか?
若年期に永久歯を失ってしまった場合、まずは歯科医に相談することが重要です。治療の選択肢は患者の年齢、健康状態、失った歯の位置や数などによりますが、一般的にはブリッジやデンチャー(入れ歯)、インプラントなどが考えられます。 ブリッジは隣の健康な歯を支えにして欠損部を補う方法で、デンチャーは取り外し可能な人工の歯です。これらは比較的早く治療を終えられますが、長期的な視点では周囲の歯や口腔内の健康に影響を及ぼす可能性があります。 一方、インプラントは自然な歯に近い治療法とされていますが、未成年者には推奨されません。これは、顎の骨がまだ成長している可能性があり、インプラントがその成長を妨げる可能性があるからです。 したがって、若年期に永久歯を失った場合は、可能な治療法とその長期的な影響について歯科医と十分に話し合うことが重要です。
インプラント治療のメリットとは何ですか?
インプラント治療のメリットは多岐にわたります。まず、最も大きなメリットとして、自然な見た目と機能性を回復できる点が挙げられます。インプラントは失った歯を補う方法の中で、天然歯に近い見た目と機能を提供します。また、インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、安定性が高く、長期的な使用に耐久可能です。さらに、インプラントは隣接する健康な歯を削る必要がないため、自然な歯を保護できます。これらのメリットにより、インプラントは欠損した歯の治療法として広く推奨されています。ただし、インプラント治療は外科手術を伴うため、患者の健康状態や顎の骨の状態により適応できるかどうかが決まります。   ブリッジは隣の健康な歯を支えにして欠損部を補う方法で、デンチャーは取り外し可能な人工の歯です。これらは比較的早く治療を終えられますが、長期的な視点では周囲の歯や口腔内の健康に影響を及ぼす可能性があります。 一方、インプラントは自然な歯に最も近い治療法とされていますが、未成年者には推奨されません。これは、顎の骨がまだ成長している可能性があり、インプラントがその成長を妨げる可能性があるからです。 したがって、若年期に永久歯を失った場合は、可能な治療法とその長期的な影響について歯科医と十分に話し合うことが重要です。

インプラント治療を受ける際の注意点

インプラント治療を受ける際の注意点

高齢者がインプラント治療を受ける際のリスクとはどのようなものですか?
高齢者がインプラント治療を受ける際には、いくつかのリスクが存在します。

  • 細菌感染のリスク:免疫力の低下により感染しやすくなります。
  • 骨とインプラントの結合が難しくなる:これは、免疫力の低下により傷口の治癒が遅く、インプラントと骨がしっかり結合しない可能性があります。
  • 体力の問題:高齢で体力がないと手術自体が困難になることがあります。また、定期的なメンテナンスも必要なため、通院が困難な状態では治療が難しいです。

高齢者は病気になりやすく、特に骨粗鬆症、高血圧症、心臓病、糖尿病などがあると、それぞれの病気によりインプラント治療のリスクが高まる可能性があります。これらのリスクを理解し、適切な対策を講じることが重要です。

年齢以外でインプラント治療が受けられない場合はありますか?
年齢以外でインプラント治療が受けられない場合があります。

  • 顎の骨が不足している:これはインプラントを支えるための基盤が不足しているという状態です。
  • 妊娠中:体調や体位による問題から治療が難しい場合があります。
  • 全身の健康状態が悪い、持病がある:手術のリスクが高まるためインプラント治療が困難となることがあります。
  • 口腔内に異常がある:例えば歯周病などもインプラント治療を受ける前に治療が必要となります。

最後に、喫煙は血行を悪くし、治癒力を低下させるため、インプラント治療の成功率を下げる可能性があります。これらの状態は、インプラント治療を受ける前に改善や対策が必要となります。

年齢によってインプラント治療後に痛みや腫れが出ることはありますか?
年齢によってインプラント治療後に痛みや腫れが出ることは一般的には直接関連しませんが、年齢に伴う体の変化が影響することがあるかもしれません。 例えば、高齢者は免疫力の低下が見られることが多く、それによってインプラント周囲炎などの感染症にかかりやすくなる可能性があります。また、ネジの緩みによる噛み合わせの悪化や、インプラント周辺の歯の虫歯や炎症なども痛みの原因となることがあります。 これらの問題は年齢に限らず発生する可能性があるため、インプラント治療後のケアと定期的な歯科医院でのチェックが重要です。
インプラント治療はどのような年齢層に適していますか?
インプラント治療は、一般的には顎の骨の成長が完了した20歳以上から、体力や骨量を考慮した上で80歳程度までの年齢層に適しています。顎の骨の成長が完了していることが重要で、これはインプラント体を顎の骨に埋め込むため、骨の成長が続くと治療後の見た目や歯並びに影響が出る可能性があるからです。一方、上限年齢は体力や骨量、全身の健康状態などを考慮する必要があります。 インプラント治療は外科手術を伴うため、治療に耐えられる体力が必要で、また十分な骨量と治癒力があることが重要です。しかし、これらはあくまで一般的な目安であり、個々の健康状態や体力によりますので、具体的な治療の可否は歯科医師の診断によるものです。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでインプラントの年齢制限についてお伝えしてきました。インプラントの年齢制限の要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントとは医療器材を体に埋め込む総称であり、医療分野では歯科インプラントとなる
  • インプラント治療に年齢制限はないが、顎の発達段階などから18から高齢すぎない年齢までの手術が一般的
  • 他の病気等や高齢などによって様々なリスクが存在しているということに注意する必要がある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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