インプラント

インプラント治療の経過について!治療法や期間、注意点など徹底解説

インプラント 経過

インプラント治療にはどのくらいの期間がかかるか知りたい方も多いのではないでしょうか? 本記事では、インプラント治療の経過について以下の点を中心にご紹介します。

  • インプラント治療について
  • インプラント治療の期間
  • インプラント手術における注意点

インプラント治療の経過について理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

インプラント治療について

インプラント治療について

インプラント治療とはどのようなものですか?

インプラント治療は、歯を失った箇所に人工の歯根を埋入し、歯を補う治療法です。 以前はブリッジや入れ歯が主流でしたが、最近はインプラント治療を望む患者が増えています。インプラント治療は抜歯が必要になった時に行う治療法であり、歯根が残っている場合は差し歯治療をします。ブリッジでは両隣の歯を削る必要があり、荷重がかかりやすく、削られた歯が痛むこともあります。また、残っている歯が移動するため、入れ歯も作り直す必要があります。一方、インプラント治療は、独立した歯を植立するため、健康な歯への負担が増えることはありません。骨の変形も少なく、自然な治療法として確立しています。残っている歯を大切にしたい方には、インプラント治療がおすすめです。

インプラント治療後はすぐに食事できますか?

インプラント治療後、手術が終わったあとは麻酔が切れるまで飲食は控えましょう。 感覚が鈍くなっているため、熱いものでやけどやお口を噛んで傷つけるリスクがあります。麻酔が切れた後のお食事は患部に負担をかけないうどんやゼリーなどを選択することが望ましいです。カレーやキムチなどの香辛料が効いた傷口への刺激となるものや、傷口を広げる恐れがある硬いおせんべいなどは避けるようにしましょう。

インプラント治療の期間

インプラント治療の期間

インプラント治療にはどのくらいの期間を要しますか?

治療の治療期間は、3ヵ月〜12ヵ月程度かかるとされています。ただし、歯周病など歯の病気を患っている場合は、治療期間がより長くなることがあります。具体的な治療期間については、歯科医に確認することが大切です。治療期間中は、インプラントの結合状態を確認するために、定期的に口内検診を受ける必要があります。治療期間中は、喫煙を控え、歯ブラシや歯間ブラシを使用した適切なケアが必要です。また、仮歯を装着することもありますが、これはインプラントが完全に結合するまでのつなぎとしての役割があります。治療期間が終了したら、本来の上部構造(被せ物/人工歯)を装着できます。

インプラント治療後の経過観察は、どのくらいの期間を要しますか?

インプラント治療は、埋め込んだだけで終了ではありません。 治療後はインプラントが顎の骨としっかりと接合しているか、天然歯に悪影響を与えていないかなどの経過観察が必要です。また、噛み合わせや他の歯の治療によって噛み合わせが狂うこともあるため、術後しばらくは定期的に歯科医院を受診する必要があります。 感染症に関しても注意が必要で、定期メンテナンスも含めておよそ半年から1年間の期間となります。インプラント治療には特殊な治療であるため、十分な時間と経過観察が必要です。

インプラント治療後の痛みはいつまで続きますか?

インプラント治療後、2〜3時間後麻酔が切れると痛みを感じることがあります。 痛みや腫れは、処方された薬を歯科医師の指示通りに服用することで、個人差はありますが、個人差はありますが、1〜2週間程度で落ち着きます。治療後に避けるべき飲食物や、傷口のケア方法については歯科医に相談すると良いでしょう。また、歯周病などの疾患がある場合や、手術中に合併症が発生した場合には痛みや腫れが長引くことがあります。

インプラント手術における注意点

インプラント手術における注意点

インプラント手術前日の過ごし方に注意点はありますか?

インプラント手術前日は、手術に備えて体調を整えるための大切な日です。激しい運動は避け、十分な睡眠をとり、体調を整え、リラックスできる環境で静かに過ごすことが大切です。また、喫煙者は手術が決まった時点で禁煙を検討することをおすすめします。手術前日は体調管理にしっかりと注意しましょう。

インプラント手術当日の過ごし方に注意点はありますか?

インプラント手術当日は、食事と歯磨きを済ませ、手術の準備をしましょう。静脈内鎮静法でインプラント手術をする場合は、食事制限がありますので注意が必要です。また、外科手術のため車の運転は避けるべきです。手術後は、入浴や飲酒などで血行を増進することは避け、軽めの食事をすませて早めに就寝することが大切です。

インプラント手術翌日の過ごし方に注意点はありますか?

インプラント手術翌日は痛みや腫れ、出血がみられることがあるため、処方された薬を必ず飲むことが大切です。また、食事や歯磨きの際には患部を刺激しないように注意しましょう。数日間は激しい運動や飲酒、固い食べ物は避けるようにし、長く続く痛みや腫れ、出血などの症状があれば、担当の歯科医師にすぐに相談することが大切です。

インプラント手術後に続くと危ない異常はありますか?

インプラント手術後に続くと危ない異常はありますか?

出血が続く場合や、痛みや腫れが長期間続いた場合は、施術部位周辺に問題がある可能性があります。また、上顎の手術で鼻から膿が出たり、鎮痛剤や抗生物質による下痢や湿疹が出ることもあります。これらの症状がある場合は、担当医に相談してください。無理して判断することは禁物です。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでインプラント治療の経過についてお伝えしてきました。 インプラント治療の経過についての要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラント治療は、最短でも下あごで6ヵ月、上あごで12ヵ月程度かかる
  • インプラント治療の経過観察は、定期メンテナンスも含めておよそ半年から1年間の期間がかかる
  • インプラント手術後に1週間以上出血や痛み、腫れが続く場合は、すぐに担当医に相談する

本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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