インプラント

インプラントの耐用年数はどのくらい?耐用年数が縮まる原因や寿命を長く保つためのポイントなど徹底解説!

インプラント 耐用年数

インプラントの耐用年数はどのくらいあるか知っていますか? 本記事では、インプラントの耐用年数について以下の点を中心にご紹介します!

  • インプラントの耐用年数
  • インプラントの耐用年数が縮まる要因
  • インプラントの耐用年数を長く保つためのポイント

インプラントの耐用年数について理解するためにご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

インプラントの耐用年数

インプラントの耐用年数

インプラントの耐用年数はどのくらいですか?
インプラントの耐用年数は、患者さんの歯磨きや定期的なメンテナンス、口腔内の状態によって異なります。インプラント本体は、適切なケアが行われた場合には、一生涯持続できる可能性があります。
ただし、上部構造(人工歯)の寿命は、使用頻度や噛む力によって影響を受けます。また、口腔内の状態によっては、インプラント周囲炎などが起こり、寿命が短くなることもあります。
インプラントの耐用年数は、入れ歯やブリッジと比較して長いですか?
インプラントの耐用年数は、入れ歯より長く、ブリッジより長いまたは同程度とされています。
ただし、インプラントの耐用年数は、個人差があります。噛み合わせの力や、正しいブラッシングやフロスの使用状況、喫煙習慣などが耐用年数に影響を与えることがあります。また、インプラントを支える周囲の骨や歯茎の状態も、耐用年数に影響を与えることがあります。

インプラントの耐用年数が縮まる要因

インプラントの耐用年数が縮まる要因

インプラント周囲炎とは何ですか?
インプラント周囲炎は、インプラント治療後に起こる歯周病の一種で、プラークや歯石が原因となって発症します。症状は、歯茎の腫れや出血、インプラントのぐらつきなどで、重症化するとインプラントが脱離することもあります。
予防には、毎日の口腔衛生管理が重要で、歯磨きやフロスの正しい使用、定期的な歯科医院でのクリーニングやメンテナンスを行うことが大切です。また、タバコやストレス、栄養不足などもインプラント周囲炎のリスクを高めるため、健康的な生活習慣の維持も予防につながります。
喫煙は、インプラントの耐用年数を縮めますか?
喫煙はインプラント治療の耐用年数を縮める可能性があります。喫煙によって、歯茎の血行が悪くなり、創傷治癒やインプラントと骨の結合が遅くなります。また、喫煙によって歯周病が進行し、インプラントのトラブルが起きやすくなります。したがって、インプラント治療を受ける場合は、喫煙を控えることが望ましいとされています。
治療の質は、耐用年数と関係がありますか?
インプラントの耐用年数は、 人によって異なり、適切なケアを行うことで長く持続させることが可能です。
インプラントを長持ちさせるためには、定期的な検診やクリーニング、適切なブラッシングやフロスの使用など、自己管理の徹底が必要です。また、前述した通り喫煙はインプラントの寿命を短くする要因となるため、控えることが望ましいです。
歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある場合は、インプラントの耐用年数は縮まりますか?
歯ぎしりや食いしばりは、インプラントにかかる負荷を増加させるため、インプラントの破損や緩み、周囲の骨の吸収が進む可能性があります。ただし、歯ぎしりや食いしばりが軽度であれば、インプラントの耐用年数に大きな影響はないとされています。
重度の歯ぎしりや食いしばりがある場合は、専用のマウスガードを装着することで負荷を軽減できます。マウスガードを装着することで、インプラントの耐久性を保ち、寿命を延ばせる可能性があります。

インプラントの耐用年数を長く保つためのポイント

インプラントの耐用年数を長く保つためのポイント

正しいブラッシングは効果的とされますか?
正しい歯磨きとオーラルケアは、インプラントの寿命を延ばすために欠かせません。適切な口内ケアを行うことで、口内環境を清潔に保ち、歯周病や歯肉炎などのトラブルの予防が期待できます。これにより、インプラントと周囲の骨の結合を維持し、寿命を延ばせる可能性があります。
歯科医院での定期検診は効果的とされますか?
定期的な歯科医院での検診が非常に重要です。歯科医師による専門的な診察と清掃によって、インプラント周辺の状態を確認し、問題があれば早期に発見・対応できます。定期検診は、歯茎や歯周病の状態を把握し、適切な処置を行うことで、インプラントの寿命を延ばせる可能性があります。
生活習慣面で改善すべきことはありますか?
繰り返しになりますが、インプラントの耐用年数を長く保つためには、禁煙の習慣を改善することが重要です。また、バランスの良い食生活やストレスを減らすことも大切です。さらに、定期的な歯科検診や歯石除去、歯周病治療も必要です。
インプラントの寿命が訪れた場合はどうすればよいですか?
インプラントの寿命が訪れた場合には、周囲の骨の状態やインプラントの状態によって対処方法が異なります。動揺が生じ、周囲の骨が溶けてしまっている場合は、インプラントの除去が必要となります。
しかし、早期に発見された場合や周囲の骨の状態が良好な場合には、温存することもあります。インプラント周囲炎やインプラント自体が破損して再手術になる場合は、上部構造を作り直すか、欠けた部分を修復することが必要になります。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまでインプラントの耐用年数はどのくらいなのかについてお伝えしてきました。 インプラントの耐用年数についての要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントの耐用年数は、一般的には10年以上の長期間使用できる
  • インプラントの耐用年数が縮まる要因として、歯ぎしりや噛み合わせの偏りがある
  • インプラントの耐用年数を長く保つためには、「禁煙」「定期的な検診」「適切な口内ケア」が重要

最後までお読みいただきありがとうございました。 これらの情報が皆さまのお役に立てれば幸いです。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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