インプラント

歯がなくなった時にはインプラントがおすすめ?治療方法やメリットについて徹底解説!

歯がなくなった時

事故やむし歯、加齢等の理由で歯がなくなった場合、どうすれば良いのでしょうか。そんな時、インプラント治療を検討される方は多いかも知れません。本記事では歯がなくなった時について以下の点を中心にご紹介します。

  • 歯がなくなる原因と対策
  • インプラントとは
  • インプラントのメリットと、歯がないまま放置するデメリット

歯がなくなった時について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

歯がなくなる原因と対策

歯がなくなる原因と対策

歯を失う原因は何ですか?
歯を失う主な原因は、歯周病とむし歯です。 食事をするために欠かせない歯は、私たちの生命活動を支えていますが、歯の寿命は長寿化した人間の寿命に追いついていません。特に歯周病は、糖尿病や心臓病と関連があることが分かっています。
歯周病は、歯垢が溜まり、その中の細菌が歯ぐきに炎症を引き起こすことで進行します。また、むし歯は、口の中の細菌や糖分の摂取、歯の質などが関係して発生します。これらの病気は、自覚症状が少ないため、進行が進んでから気づくことが多いです。そのため、定期的な歯科健診と適切な口腔ケアが重要となります。
歯が抜ける前兆はありますか?
歯が抜ける前兆として、歯ぐきからの出血が挙げられます。これは歯周病の一症状で、放置すると歯がグラグラする状態に進行し、最終的には歯が抜ける可能性があります。
歯ぐきの出血は、歯垢や歯石中の細菌が原因で炎症を引き起こすことによります。出血が見られた場合、歯みがきを中止すると細菌が増加し、炎症が進行するため、適切な口腔ケアが必要です。
具体的には、歯科医院での専用機器によるケア、フロスの使用、細菌の「見える化」、定期的な歯科医院でのメンテナンスなどが推奨されます。歯ぐきからの出血に悩んでいる方は、早めに歯科医院に相談することが重要です。
歯が抜けるのを防ぐためにはどうすればいいですか?
歯が抜けるのを防ぐためには、以下のような予防策を講じると良いでしょう。

  • 歯間ブラシやデンタルフロスの使用:歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落とし切れません。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯間部の汚れを除去しましょう。
  • 定期的なメンテナンス:歯科医院での定期的なメンテナンスは、虫歯や歯周病を早期に発見し、重症化を防ぐために重要です。
  • 歯ぎしり・食いしばりの防止:歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯茎、顎の関節にダメージを与えます。これらの悪習慣を防ぐために、必要であれば歯科医院で治療を受けることが推奨されます。
  • 禁煙・節煙:喫煙は歯周病のリスクを大きく上昇させます。歯が抜けるのを防ぐためには、禁煙をするか、少なくとも節煙することが重要です。
  • 食生活の見直し:過剰な糖分の摂取や頻繁な間食は、虫歯のリスクを高めます。食生活を見直し、健康的な食事を心掛けましょう。

これらの予防策を実践することで、歯が抜けるリスクを減らすことにつながります。健康な歯を保つためには、日々のケアと定期的な歯科医院でのチェックが欠かせません。

失った歯を補うインプラント

失った歯を補うインプラント

インプラント治療について教えてください
インプラント治療は、失われた歯を人工の歯で置き換える治療法です。具体的には、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けます。インプラント治療は、自然な見た目と機能を取り戻せるため、多くの人々に選ばれています。
しかし、インプラント治療にはリスクも存在します。手術後に痛みや腫れ、出血が起こる可能性があり、また、噛む感覚や見た目が自身の歯と異なる場合があります。さらに、手術後のメンテナンスを怠ると、インプラントが抜け落ちる可能性もあります。
そのため、インプラント治療を選択する際には、これらのリスクを理解し、適切なケアを行うことが重要です。
インプラント治療はどのような流れで行われますか?
インプラント治療は、患者さんのニーズと歯科医師の専門的な判断に基づいて行われます。
まず、カウンセリングが行われ、患者さんの悩みや希望を理解し、適切な治療法が提案されます。次に、レントゲンやCTを用いて診査・診断が行われ、治療計画が立てられます。
その後、一次手術が行われ、人工歯根(インプラント体)が顎骨に埋め込まれます。インプラント体が顎骨と結合し、安定するまで数ヶ月待つことが一般的です。その後、二次手術が行われ、仮歯が装着されます。
手術後の傷が落ち着いたら、最終的に人工歯が装着され、インプラント治療が完了します。治療が完了した後も、定期的に歯科医院を訪れて、噛み合わせの確認やクリーニングなどのメンテナンスを受けることが必要です。インプラントの良好な状態を長持ちさせるためには、患者さん自身の毎日のセルフケアと、術後のメンテナンスの継続が重要となります。
なお、インプラント治療は外科手術が必要となりますが、麻酔を使用するため、手術中はほとんど痛みを感じないとされています。また、手術に対する不安や恐怖心を軽減するために、静脈内鎮静法が用いられることもあります。
インプラントの手術について教えてください。
インプラント手術は、失われた歯を人工の材料で補う治療法で、主に1回法と2回法の手術方法があります。
1回法では、粘膜を切開し、ドリルで穴を開けてインプラントを埋め込み、アバットメントを装着します。
2回法では、インプラント体を埋め込んだ後、骨と結合するまでの治癒期間を経て、2回目の手術でアバットメントを連結します。
喫煙や金属アレルギー、全身疾患などは手術のリスクになることがあるため、患者さんの健康状態や検査結果に基づいた治療が行われます。
インプラント治療は技術と経験が求められる分野であり、患者さんのニーズに応じた個別の対応が重要です。

インプラントのメリットとデメリット

インプラントのメリットとデメリット

歯がなくなった時にインプラントを選択するメリットは何ですか?
歯がなくなった時にインプラントを選択するメリットはいくつかあります。
まず、インプラントは天然の歯に非常に近い構造を持っています。これにより、天然歯と同じような美しさや噛み心地を得られます。
また、インプラントは人工歯根の埋入という処置が含まれているため、しっかりとした噛み心地を実現することが可能です。さらに、ブリッジや入れ歯のように他の歯に固定する必要がないため、天然歯に近い見た目を得られます。 ただし、患者さんの状態や希望によっては、入れ歯やブリッジが適している場合もあります。
歯がないまま放置するデメリットはありますか?
歯がないまま放置すると、さまざまなデメリットがあります。まず、歯がない部分を埋めようと周囲の歯が移動を始め、歯並びが変わり、嚙み合わせも乱れてしまいます。たった1本の歯を失っただけでも、口全体に大きな影響を及ぼします。
さらに、歯がない部分があると、食事の際に食べ物を適切に噛むことが難しくなり、消化器系に負担をかける可能性があります。また、歯がない部分は、顔の形状を支える役割も果たしているため、歯がなくなると顔の形状が変わる可能性もあります。
これらの問題を避けるためには、歯がなくなった場合は早急に適切な治療を受けることが重要です。インプラントはその一つの選択肢で、天然歯に近い形状と機能を持つため、見た目や噛み心地の面で優れています。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで歯がなくなった時についてお伝えしてきました。歯がなくなった時の要点をまとめると以下の通りです。

  • 歯がなくなる原因は歯周病とむし歯であり、予防策として歯間ブラシやデンタルフロスの使用や、定期的なメンテナンスを受けること、歯ぎしり・食いしばりの防止、禁煙、食生活の見直しをすることが挙げられる
  • インプラントとはあごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を取り付けて失われた歯を人工の歯で置き換える治療法である
  • インプラントのメリットは天然歯と同じような美しさや噛み心地を得られ、見た目も天然歯に近いこと。歯がないまま放置するデメリットは、歯並びが変わったり、噛み合わせが乱れたり、食事の際に食べ物を適切に噛むことが難しくなったり、顔の形状が変わったりする可能性が挙げられる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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