インプラント

抜けそうなインプラントをそのまま放置していませんか?インプラントが抜けてしまった場合の対処法やインプラントのセルフケアの方法について徹底解説!

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インプラントが抜けそうで不安に思われている方はいらっしゃいますか? 本記事では、抜けそうなインプラントについて以下の点を中心にご紹介します!

  • インプラントが抜ける原因
  • インプラントが抜けてしまった際の対処法
  • インプラント手術後のセルフケアの工夫

抜けそうなインプラントについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。 ぜひ最後までお読みください。

インプラントが抜ける原因について

インプラントが抜ける原因について

インプラントが抜ける原因にはどのような理由がありますか?
インプラントが抜ける原因には、以下のような理由があります。

  • インプラントの周囲の骨の吸収:インプラントは人工の歯根であり、顎の骨に埋め込まれます。しかし、インプラントと骨との間に隙間があると、そこに細菌が入り込んで炎症を起こすことがあります。この炎症は、インプラントの周囲の骨を徐々に吸収してしまうことがあります。骨が吸収されると、インプラントは固定されなくなり、ぐらついたり抜けたりする可能性があります。
  • インプラントの緩みや破損:インプラントは、人工歯根と人工歯冠という2つの部分から構成されています。これらの部分はネジで固定されていますが、咬合力や外力などによってネジが緩んだり折れたりすることがあります。また、人工歯冠自体も割れたり欠けたりすることがあります。これらの場合、インプラントは不安定になり、ぐらついたり抜けたりする可能性があります。
  • インプラントの適合不良:インプラントは、患者さんの口腔内の状態に合わせて設計されています。しかし、インプラントを埋め込む際に位置や角度がずれたり、インプラントと人工歯冠との間に隙間ができたりすることがあります。これらの場合、インプラントは正しく機能せず、骨や歯肉に負担をかけることになります。その結果、インプラントはぐらついたり抜けたりする可能性があります。
インプラントのぐらつきや抜けてしまう原因の中で、インプラント歯周炎によるものが多いというのは本当ですか?
インプラントのぐらつきや抜けてしまう原因の中で、インプラント歯周炎によるものが多いというのは本当です。インプラント歯周炎とは、インプラントの周囲に炎症が起こることで、インプラントを支える骨が吸収されてしまう病気です。インプラント歯周炎は、以下のような要因によって引き起こされます。

  • 口腔内の細菌感染:インプラントは自分の歯と同じように、口腔内の細菌に感染する可能性があります。特に、インプラントと歯肉との間に隙間がある場合や、インプラントと人工歯冠との間に隙間がある場合は、細菌が侵入しやすくなります。細菌が増殖すると、歯肉が赤く腫れたり出血したりする歯肉炎を引き起こします。歯肉炎が進行すると、インプラントを固定している骨にも影響を及ぼし、骨が溶けてしまうインプラント周囲炎になります。
  • 咬合力の不均衡:インプラントは自分の歯よりも弱いため、咬合力によって負担を受けやすいです。特に、インプラントの位置や角度が適切でない場合や、咬み合わせが悪い場合は、咬合力が不均衡になります。咬合力の不均衡は、インプラントに過剰なストレスをかけることで、インプラントを支える骨にダメージを与えます。骨が弱くなると、インプラントはぐらついたり抜けたりする可能性があります。
  • 全身的な疾患や生活習慣:インプラントの周囲の骨は、全身的な健康状態や生活習慣にも影響を受けます。例えば、糖尿病や高血圧などの全身的な疾患は、血流や免疫力を低下させることで、骨の回復力や抵抗力を弱めます。また、喫煙や飲酒などの生活習慣は、口腔内の細菌バランスを崩したり、骨の新生を阻害したりすることで、骨の健康を損ないます。これらの要因は、インプラント周囲炎の発症リスクを高めることがあります。

インプラントが抜けてしまったら

インプラントが抜けてしまったら

インプラントが抜けてしまったときの対処法を教えてください。
インプラントが抜けてしまったときの対処法について、以下に解説します。

  • 抜けたインプラントや人工歯冠を保管する:インプラントが抜けてしまった場合、できるだけ早く歯科医院に連絡することが大切です。その際、抜けたインプラントや人工歯冠は、清潔な布やガーゼで包んで保管しておく必要があります。抜けたインプラントや人工歯冠は、再利用できる可能性があるからです。また、抜けた部分には細菌が入り込まないように注意することも重要です。
  • 痛みや出血を抑える:インプラントが抜けてしまった場合、痛みや出血を感じることがあります。その場合は、冷たいタオルや氷で冷やすことで、痛みや出血を抑えられます。また、痛み止めの薬を服用することもできますが、アスピリンなどの血液をサラサラにする薬は避けるべきです。これらの薬は出血を増やす可能性があるからです。
  • 歯科医院で再治療を受ける:インプラントが抜けてしまった場合、歯科医院で再治療を受ける必要があります。再治療の方法は、インプラントが抜けた原因や状態によって異なります。
抜けてしまったインプラントはどのように保管すればいいでしょうか?
抜けてしまったインプラントは、以下のように保管すればいいでしょう。

  • 清潔な布やガーゼで包む:抜けたインプラントは、清潔な布やガーゼで包んで保管することが望ましいです。これは、インプラントを汚染や破損から守るためです。また、抜けたインプラントは再利用できる可能性があるため、大切に扱う必要があります。
  • 乾燥させない:抜けたインプラントは、乾燥させないように注意することが重要です。乾燥させると、インプラントの表面に付着している細菌やタンパク質が固着してしまい、再利用が困難になる可能性があります。そのため、抜けたインプラントは湿った布やガーゼで包んだり、水や生理食塩水に浸したりすることがおすすめです。
  • 歯科医院に持参する:抜けたインプラントは、できるだけ早く歯科医院に持参することが必要です。歯科医院では、抜けたインプラントを専用の器具で洗浄・消毒したり、再利用の可否を判断したりします。また、抜けた原因や再治療の方法を相談したり、見積もりを出してもらったりすることもできます。

以上のように、抜けてしまったインプラントは、清潔に保管して乾燥させないことがポイントです。また、歯科医院に持参して再治療の準備をすることも忘れないでください。

インプラントが抜けてしまったのですが、すぐに歯科受診に行けない場合はどうしたらいいでしょうか?
インプラントが抜けてすぐに歯科受診に行けない場合は、以下のように対処することを推奨します。 インプラントが抜けてすぐに歯科受診に行けない場合は、以下のように対処することを推奨します。

  • 抜けたインプラントや人工歯冠を清潔に保管する:抜けたインプラントや人工歯冠は、再利用できる可能性があるため、清潔な布やガーゼで包んで保管しておく必要があります。また、乾燥させないように水や生理食塩水に浸することもおすすめです。乾燥させると、インプラントの表面に付着している細菌やタンパク質が固着してしまい、再利用が困難になる可能性があります。
  • 痛みや出血を抑える:抜けたインプラントの部分は、痛みや出血を感じることがあります。その場合は、冷たいタオルや氷で冷やすことで、痛みや出血を抑えられます。また、痛み止めの薬を服用することもできますが、アスピリンなどの血液をサラサラにする薬は避けるべきです。これらの薬は出血を増やす可能性があるからです。
  • 抜けた部分を清潔に保つ:抜けたインプラントの部分は、細菌が入り込まないように清潔に保つことが重要です。そのため、毎日丁寧に歯ブラシやフロスなどで口腔内を清潔に保つことが必要です。特に、抜けた部分には歯間ブラシやインプラント用の専用ブラシなどを使ってケアすることがおすすめです。

以上のように、インプラントが抜けてしまった場合は、抜けたインプラントや人工歯冠を清潔に保管して乾燥させないこと、痛みや出血を抑えること、抜けた部分を清潔に保つことがポイントです。しかし、これらの対処法は一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。そのため、できるだけ早く歯科医院に連絡して再治療の相談をすることが必要です。

インプラント手術後のセルフケアについて

インプラント手術後のセルフケアについて

インプラント手術後の出血している数日間、セルフケアで注意することは何ですか?
インプラント手術後の出血している数日間、セルフケアで注意することは以下のようなことです。

  • 出血を止める:手術直後は、歯科医院でガーゼを噛んで出血を止めるように指示されます。自宅に帰ってからも、出血が続く場合は、清潔なガーゼを噛んで圧迫することで出血を止められます。一時的に冷たいタオルなどで冷やすのは良いですが、長時間冷やすと血流障害を起こす可能性があるので、出血が止まらない場合は、歯科医院に連絡してください。
  • 感染を防ぐ:手術部位は細菌に感染しやすいため、感染を防ぐために注意が必要です。そのため、手術後は、抗生物質や消炎剤などの薬を処方される場合があります。薬は指示通りに服用してください。また、毎日丁寧に歯を磨き、うがいをして口腔内を清潔に保つことも大切です。ただし、手術部位に直接触れないように注意してください。
  • 食事や飲み物に気を付ける:手術後の数日間は、食事や飲み物に気を付ける必要があります。特に、以下のようなものは避けるべきです。
  • 硬いものや粘着性の高いもの:硬いものや粘着性の高いものは、インプラントに負担をかけたり、傷口を刺激したりする可能性があります。そのため、手術後の数日間は、柔らかくて食べやすいものを選ぶようにしましょう。
  • 熱いものや辛いもの:熱いものや辛いものは、傷口に熱や刺激を与えたり、出血を増やしたりする可能性があります。そのため、手術後の数日間は、ぬるま湯や常温の飲み物を選ぶようにしましょう。
  • アルコールやタバコ:アルコールやタバコは、インプラント周囲の骨や歯肉の回復を妨げたり、感染や炎症を引き起こしたりする可能性があります。そのため、手術後はしばらく控えるようにしましょう。

以上のように、インプラント手術後の出血している数日間は、出血を止めること、感染を防ぐこと、食事や飲み物に気を付けることがセルフケアで注意することです。これらの対策をすることで、インプラントの回復を早めます。

インプラント手術後の歯磨き方法を教えてください。
手術当日は、歯磨きを控えることが望ましいです。歯磨きをすると、傷口に刺激を与えたり、出血を増やしたりする可能性があります。そのため、手術当日は、口をゆすぐだけにしておきましょう。口をゆすぐときは、水や生理食塩水を使って優しくゆすぐようにしましょう。また、手術部位に直接触れないように注意してください。 手術翌日からは、歯磨きを再開できます。しかし、手術部位はまだ敏感であるため、以下の点に注意して歯磨きをしてください。

  • 柔らかい歯ブラシを使う:硬い歯ブラシは、インプラントや傷口に負担をかけたり、痛みを引き起こしたりする可能性があります。そのため、柔らかい歯ブラシを使って優しく磨くようにしましょう。また、インプラント用の専用ブラシや電動歯ブラシなどを使うこともおすすめです。
  • フッ素入りの歯磨き粉を使う:フッ素入りの歯磨き粉は、インプラント周囲の骨や歯肉の健康を保つために役立ちます。フッ素は、骨や歯肉の表面に薄い膜を作って細菌や酸から守ります。そのため、フッ素入りの歯磨き粉を使って磨くことで、インプラント周囲炎などのトラブルを予防できます。
  • インターデンタルブラシやフロスを使う:インターデンタルブラシやフロスは、インプラントと歯肉との間やインプラントと人工歯冠との間など、普通の歯ブラシでは届きにくい部分の汚れや細菌を除去するのに役立ちます。これらの部分は、細菌が溜まりやすく感染しやすい部分でもあります。そのため、インターデンタルブラシやフロスを使って毎日丁寧にケアすることが重要です。

以上のように、インプラント手術後の歯磨き方法は、手術当日と翌日以降で異なります。手術当日は口をゆすぐだけにし、翌日以降は柔らかい歯ブラシやフッ素入りの歯磨き粉などを使って優しく磨くことが大切です。また、インターデンタルブラシやフロスなども活用してください。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまで抜けそうなインプラントについてお伝えしてきました。 抜けそうなインプラントの要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントの周囲の骨の吸収、インプラントの緩みや破損、適合不良などが原因でインプラントが抜けることがある
  • インプラントが抜けてしまった場合は、抜けたインプラントや人工歯冠を保管し、抜けた部分を清潔に保ちつつ痛みや出血を抑えることが重要である
  • インプラント手術後はインプラント周囲の感染を防ぎ、食事内容や歯磨きの方法に注意する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坪光 玄義医師(地挽歯科医院)

坪光 玄義医師(地挽歯科医院)

鶴見大学歯学部 卒業 / 平成24年歯科医師免許証 取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)

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鶴見大学歯学部 卒業 / 平成24年歯科医師免許証 取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)

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