インプラント

正しいインプラントのケアについて知ろう!インプラントを健康に長持ちさせるために

正しいインプラントのケアについて知ろう!インプラントを健康に長持ちさせるために

インプラントのケアについてお悩みはありませんか? 本記事でインプラントのケアについて以下の点を中心にご紹介します!

  • 自宅でできるインプラントのケア方法
  • 歯科医院で行うインプラントケアの内容
  • 歯科医院で行うインプラントケアのメリット

インプラントのケアについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。 是非、最後までお読み下さい。

自宅でできるインプラントのケア方法

自宅でできるインプラントのケア方法

インプラントは、失った歯を取り戻す素晴らしい方法ですが、長期的な成功のためには正しいケアが必要です。自宅で簡単に実践できる、インプラントのケア方法についてご紹介します。

歯磨き

インプラントを長持ちさせるためには、正しいケアが必要です。その中でも最も基本的なケア方法は、歯ブラシを使った歯磨きです。ただし、インプラントは自然歯とは異なり、傷つきやすいため、適切な方法で歯磨きをすることが大切です。 歯磨きの際は、優しく力を入れすぎないようにしましょう。あまり力を入れると、インプラント周囲の骨や歯肉を傷つける恐れがあります。また、ブラシの毛先を歯と歯茎の境目にあて、45度の角度で磨くように心掛けましょう。歯磨きは、1回につき2〜3分間程度行いましょう。歯ブラシを使って歯垢をしっかりと取り除くことが大切ですが、長時間歯磨きすると、歯茎を傷つけてしまうことがあります。

フロス

歯ブラシでのケアに加えて、歯と歯の間にはブラシで落としきれない歯垢や食物残渣がたまります。こうした汚れは、フロスを使うことでしっかりと除去することができます。インプラント周囲の歯と歯の間には、特に歯ブラシでは落としきれない汚れがたまりやすいため、フロスを使用することが重要です。 今までフロスを用いる習慣がなかった方も、歯磨きとセットでケアをする習慣をつけましょう。フロスを使うことで、インプラント周囲の歯と歯の間の清潔さを保ち、口腔内の健康を守ることができます。しかし、フロスを使いすぎると歯肉を傷つけることもあるため、適度な使用頻度に注意しましょう。

歯科医院で行うインプラントケアの内容

歯科医院で行うインプラントケアの内容

インプラント治療後は、専門の歯科医院で適切なケアを受けることが大切です。インプラント周囲のクリーニングや定期的な検診など、治療後のケアには細心の注意が必要です。ここでは、歯科医院で行うインプラントケアの内容について解説します。

口の中のチェック

インプラントを長く機能させるためには、インプラントだけでなく、口の中全体の健康維持が必要です。インプラント周囲の粘膜の状態や残存歯のむし歯・歯周病について診査を行うことで、早期発見・治療が可能となります。口の中のチェックは、歯科医師や歯科衛生士による診査や清掃を受けることで、口の中の健康状態を把握することができます。定期的な歯科検診に加え、自己チェックも大切です。自分で歯や歯肉の状態を確認し、異常を感じた場合は早めに歯科医師に相談することが大切です。 口の中の健康状態を定期的にチェックすることで、インプラントを健康に長持ちさせられます。

レントゲン検査

インプラントを健康に長持ちさせるためには、定期的なレントゲン検査が重要です。レントゲン検査では、インプラントを支える顎の骨の状態や、残っている歯の状態などを確認することができます。定期的なレントゲン検査は、インプラント周囲の骨の量や質が維持されているか、また、インプラント周囲の歯肉状態や骨の退化の有無を確認することができます。 一般的に、インプラント治療後の初回のレントゲン検査は、手術後3〜6ヶ月の間に行われます。その後は、インプラントが問題なく定着しているかどうかを確認するために、1年に1回程度の頻度でレントゲン検査を行うことが推奨されています。

噛み合わせのチェック

インプラントを健康に長持ちさせるためには、定期的な咬み合わせのチェックが必要です。咬み合わせのバランスが悪くなると、インプラントにかかる負担が増え、インプラントの人工歯や内部のネジが緩むことがあります。また、残っている歯に負担がかかると、歯根が破折するなどのトラブルが生じることもあります。咬み合わせは徐々に変化していきますので、インプラントを受けた後も定期的に咬み合わせのチェックを受けることが大切です。

歯磨き指導

インプラントを健康に長持ちさせるためには、適切な歯磨きが欠かせません。歯ブラシで歯や歯茎をきちんと磨くことで、歯垢や食べカスを取り除き、インプラント周囲の清潔を保ちます。 歯磨き指導では、歯ブラシの選び方や適切な磨き方、清掃器具の使い方、磨き残しやすい部位のチェックなどを行います。また、歯科医師や歯科衛生士からアドバイスをもらうことで、より効果的な歯磨きを行うことができます。インプラントを健康に長持ちさせるためには、適切な歯磨き指導を受け、定期的に歯磨きを行うことが大切です。

歯科医院で行うインプラントケアのメリット

歯科医院で行うインプラントケアのメリット

歯科医院で行うインプラントケアのメリットは、専門的な知識と技術を持った歯科医師が、適切な方法で丁寧にケアを行うことで、インプラントの寿命を延ばし、快適な生活を送ることができる点にあります。

セルフケアの質が高まる

インプラントの健康を維持するためには、歯科医院での定期的なクリーニングだけでなく、自分自身でのセルフケアも非常に重要です。歯科医院では、患者さんの口の中の状態に合わせて適切な磨き方や清掃器具についてのアドバイスをもらうことができます。特に、仕事や生活環境の変化によって歯磨きが疎かになってしまう場合があります。歯ブラシや歯間ブラシなどの清掃器具を正しく使い、歯磨き粉やうがい薬などの口腔ケア製品を適切に選ぶことも重要です。自分で行うセルフケアの質を高めることで、インプラントの健康を長期的に維持することができます。

プロフェッショナルケアによる清掃

プロフェッショナルケアによる清掃は、歯科医院で定期的に行われるインプラントのメンテナンスの一つです。歯科医院でのクリーニングでは、専用の器具や薬剤を使用して、患者さんの口の中の状態に合わせた丁寧な清掃が行われます。また、歯科医師や歯科衛生士からは、インプラントを正しく清掃する方法についてのアドバイスを受けられます。

トラブルが起きる前の予防が大切

インプラントは天然歯のようにむし歯にかかることはありませんが、インプラント周囲炎にかかる可能性があります。この疾患は、細菌感染によって引き起こされ、治療しないとインプラントの失敗につながる可能性があります。初期段階で治療すれば、炎症は軽度で治療が容易ですが、進行すると手遅れになることがあります。定期的な歯科医院でのチェックやプロフェッショナルなクリーニングは、トラブルを未然に防ぐために非常に重要です。予防に力を入れ、健康なインプラントを長期的に維持するためのケアを行いましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

ここまででインプラントのケアについてお伝えしてきました。 インプラントのケアについての要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラントを長持ちさせるためには、歯磨きとフロスで除去が必要不可欠
  • 歯科医院で行うインプラントケアの内容は、「口の中のチェック」「レントゲン検査」「噛み合せのチェック「歯磨き指導」
  • 歯科医院で行うインプラントケアのメリットは、「セルフケアの質が高まる」「インプラントを正しく清掃する方法についてのアドバイスを受けることができる」などがある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
柴原 孝彦医師(東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座)

柴原 孝彦医師(東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座)

1979年東京歯科大学卒業、2004年東京歯科大学主任教授、2012年東京歯科大学市川総合病院口腔がんセンター長、2020年東京歯科大学名誉教授

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柴原 孝彦医師(東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座)

1979年東京歯科大学卒業、2004年東京歯科大学主任教授、2012年東京歯科大学市川総合病院口腔がんセンター長、2020年東京歯科大学名誉教授

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