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ものを噛むと歯が痛い!これってインプラントのせい?

ものを噛むと歯が痛い!

インプラントで食べ物を噛むと痛いときにどうすればいいのかを知っていますか? 本記事では、ものを噛むと歯が痛い!これってインプラントのせいなのかについて以下の点を中心にご紹介します。

  • インプラント治療後に噛むと痛くなることはあるのか
  • インプラント治療後に痛くなる原因
  • インプラントの痛みの対処法

インプラントで食べ物を噛むと痛いときにどうすればいいのかについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

そもそもインプラント治療後に噛むと痛くなることはあるのか

そもそもインプラント治療後に噛むと痛くなることはあるのか

インプラント治療後に噛むと痛くなることは一般的にはありません。正しく埋入されたインプラントは安定しており、しっかりと噛めます。ただし、一部の患者では手術後の腫れや炎症がある場合、一時的な違和感や軽度の痛みを感じることがあります。

これは通常、組織の回復やインプラントと周囲の組織の適合性が進むにつれて自然に解消されます。また、噛み合わせが正確でない場合や歯列の調整が必要な場合、違和感や痛みが生じることがあります。このような場合は、歯科医師との相談が重要です。痛みや違和感が持続する場合は、インプラントの異常や合併症の可能性があるため、早めに医師に相談することをおすすめします。

インプラント治療後に痛くなる原因

インプラント治療後に痛くなる原因

インプラント治療後に痛くなる原因はなんでしょうか。
以下で解説していきます。

インプラントの埋入位置のずれ

インプラント治療後に痛みが生じる原因の一つは、噛み合わせの埋め込みミスです。正確な噛み合わせは、インプラントの成功と快適な咬合機能に重要な役割を果たします。埋込ミスにより、インプラントと周囲の歯や咬合力のバランスが崩れ、歯や顎に負担がかかることがあります。この結果、痛みや違和感が生じる場合があります。

埋込みミスによる症状は、咬むときの不快感、歯や顎の痛み、咬合の不安定感などが挙げられます。また、咬合の異常な力がインプラントにかかることで、インプラント自体や周囲の組織に損傷を引き起こす可能性もあります。

定期検診を怠る

インプラント治療後に痛みが生じる原因の一つは、定期的な検診を怠ることです。定期的な検診はインプラントの健康状態を維持し、早期に問題を発見するために非常に重要です。

定期検診を怠ると、歯周病や炎症が進行し、インプラント周囲の組織が損傷する可能性があります。その結果、痛みや腫れ、インプラントの不具合が生じることがあります。定期的な検診はインプラントの長期的な成功と健康を保つために欠かせません。

インプラント周囲炎について

インプラント周囲炎について

インプラント周囲炎について知っていますか?
以下で解説していきます。

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎は、インプラント周囲の歯茎や骨組織に炎症が生じる状態を指します。この炎症は、歯周ポケットの形成や歯茎の腫れ、出血、骨の吸収などの症状を引き起こします。主な原因は、口腔衛生の不十分さ、喫煙、全身的な健康問題などです。

インプラント周囲炎の早期発見と治療が重要であり、定期的な検診や歯周病予防のための適切な口腔衛生習慣が必要です。治療方法には、歯周ポケットの清掃や除菌、歯茎の再形成、必要に応じた骨再生手術などがあります。

インプラント周囲炎の原因

インプラント周囲炎の主な原因は、歯周病菌による感染です。これらの菌が増殖すると、周囲の健康な歯にも炎症が起こりやすくなり、歯周病のリスクが高まります。インプラントは抵抗力が弱く、一度細菌感染を起こすと骨吸収が急速に進行します。しかし、自覚症状が出にくいため、重症化することも多いとされています。

インプラント周囲炎の影響

インプラント周囲炎は、インプラント周辺の組織が歯周病菌に感染した状態を指し、細菌感染による炎症疾患です。この状態を放置すると骨が溶けてしまい、最終的にインプラントが抜け落ちる可能性があります。不安定なインプラントは噛み合わせにも影響し、歯の欠けや割れの原因となることもあります。予防のためには定期的なメンテナンスが重要であり、発症した場合は早期の対応が必要です。

インプラント周囲炎の治療法

インプラント周囲炎の治療法は進行度により異なります。軽度の場合は非外科的な処置が必要です。専門的な器具を用いてインプラント周囲のプラークや歯石を取り除き、必要に応じて消毒液や抗生剤を使用します。炎症を抑えるために抗生物質の使用も検討されます。

進行した場合は外科的な治療が必要であり、歯肉切開や骨再生などが行われます。適切な治療法は歯科医師との相談が必要です。早期の段階での治療が重要であり、定期的なメンテナンスや口内衛生の維持も欠かせません。患者さん自身の積極的なケアと歯科医師との協力により、インプラント周囲炎を治療しましょう。

インプラントの痛みの対処法

インプラントの痛みの対処法

インプラントの痛みの対処法はあるのでしょうか。
以下で解説していきます。

処方された薬を飲

インプラントの痛みに対する対処法として、処方された薬を服用することがあります。痛みの原因や症状に応じて、鎮痛剤や抗炎症薬が処方されます。鎮痛剤は痛みを和らげる効果が期待でき、抗炎症薬は腫れや炎症を軽減します。処方された薬を正しく使用するためには、医師の指示に従いましょう。必要な量や服用方法を守り、副作用や飲み合わせにも注意しましょう。

口内を生活に保つ

痛みを和らげるためには適切な口内衛生が重要です。歯磨きやフロスでプラークをしっかり除去し、口腔清掃を徹底しましょう。また、歯ぎしりや食いしばりが原因となる場合は、ストレス管理やマウスガードの使用がおすすめです。

痛みを和らげるためには、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用やも考慮されます。さらに、定期的な口腔検診とメンテナンスを受けることで早期に問題を発見し、適切に処置することが大切です。痛みが続く場合は、歯科医師に相談して適切な対処法を受けることをおすすめします。インプラントを長く健康に保つためには、日常生活での口内衛生と定期的な歯科検診・メンテナンスが欠かせません。

まとめ

まとめ

インプラントで食べ物を噛むと痛いときにどうすればいいのかについてお伝えしてきました。インプラントで食べ物を噛むと痛いときにどうすればいいのかについての要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラント治療後に噛むと痛くなることは一般的にはないが、一時的な違和感や軽度の痛みを感じることがある
  • 定期検診を怠ると、歯周病や炎症が進行しその結果、「痛みや腫れ」「インプラントの不具合」が生じる
  • 自己判断は危険なので異常があれば、すぐに歯科医院を受診する

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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