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インプラントは永久?寿命と長持ちさせるコツを解説

インプラント 永久

インプラント治療を考えているけれど「一度治療したら永久的に使える?」「メンテナンスは必要なの?」など、疑問に思ったことはありませんか。本記事では、インプラントを長持ちさせる方法について以下の点を中心にご紹介します!

  • インプラント、入れ歯、ブリッジのそれぞれの寿命
  • インプラントの寿命を縮める原因について
  • インプラントを長持ちさせるには?

インプラントを長持ちさせる方法について理解するためにもご参考いただけると幸いです。ぜひ最後までお読みください。

インプラントは入れ歯やブリッジより長持ちする?

インプラントの10年後の生存率は約95%年といわれています。インプラントは入れ歯やブリッジより、長持ちするのでしょうか。入れ歯やブリッジの寿命と合わせて解説していきます。

入れ歯の寿命

入れ歯は、歯を失った方が噛み合わせを維持する目的で使用されますが、5年後には約2割の入れ歯が使用されていないと言われています。入れ歯は使用するたびに劣化が進み、緩んだりすり減ったりして、使用できなくなることがあります。8~10年後には約半数の入れ歯が使えなくなっていると言われています。ただし、ごく稀に10年以上使用している方もいるため、入れ歯の寿命には個人差があります。入れ歯の寿命を長くするためには、使用後に適切に洗浄することや、歯科医の定期的なチェックを受けることが重要です。また、入れ歯の寿命は人工歯にもよります。現在では、技術の進歩により、より耐久性に優れた素材を使用した入れ歯が開発されています。最新の技術を取り入れた入れ歯を使用することで、寿命を延ばせる可能性があります。

ブリッジの寿命

ブリッジとは、欠損した歯を補うために使用される治療法ですが、10年後には約10%のブリッジが機能しなくなるとされています。経年劣化によりブリッジが取れ、土台の歯がむし歯になる可能性が高まります。

ただし、ブリッジの寿命は個人の口腔内の状態によっても大きく異なります。また、噛み合わせの影響も寿命に関与します。そのため、実際にブリッジがどのくらい持つかは個人差が非常に大きくなります。

インプラントの寿命を縮める原因

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歯周病

歯周病は、インプラントの寿命を縮める可能性のある主要な原因として知られています。歯周病は、歯茎や周囲の組織に炎症を引き起こし、骨の吸収を促進することでインプラントの安定性を損なう可能性があります。不適切な口腔衛生状態や定期的なメンテナンスの欠如によって歯周病が進行すると、インプラント周囲の組織が傷つき、感染や炎症が生じます。したがって、適切な歯周病管理と定期的な歯科検診は、インプラントの寿命を延ばすために重要です。

歯ぎしり・食いしばりの癖

歯ぎしりや食いしばりの癖は、インプラントの寿命を縮める要因の一つとされています。
これらの癖は、咬合力の過度な負荷をインプラントに与えることで、時間の経過とともに問題を引き起こす可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりは、ストレスや不良な咬合、睡眠時の無意識な行動などが原因と考えられています。長期間にわたって続けると、インプラントや周囲の組織に圧力や摩擦が生じ、それによってインプラントの寿命が短くなる可能性があります。

これを防ぐためには、歯ぎしりや食いしばりの癖があることを自覚することが重要です。そして、こうした癖があることを歯科医に相談しましょう。歯科医はマウスガードの装着を勧める場合があります。マウスガードは、咬合力を分散させてインプラントにかかる負荷を軽減する効果が見込めます。また、ストレス管理やリラクゼーション法の実践も役立ちます。ストレスを軽減することで、歯ぎしりや食いしばりの対策を講じることが可能です。

喫煙

喫煙は、口腔内の環境を悪化させ、歯周病やインプラントの失敗を引き起こす可能性があるとされています。

喫煙は、口内環境に多大な影響を与えます。タバコに含まれる有害物質が口腔内細菌のバランスを崩すことがあります。これによって、歯周病のリスクが高まると考えられています。また、タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させる作用があり、血液循環を悪化させるため、インプラントの治癒力を低下させる可能性があります。

喫煙によってインプラントの寿命が短くなる原因の1つは、インプラント周囲の骨の吸収促進にあります。タバコに含まれる有害物質が炎症を引き起こす結果、インプラント周囲の骨の吸収が進み、インプラントが揺れたり、抜けたりする可能性が高くなります。

喫煙をやめることで、これらのリスクを軽減できます。タバコを吸うことは、健康に悪影響を及ぼすばかりでなく、インプラントの寿命にも深刻な影響を与えることがあるため、喫煙は控えることが重要です。

メンテナンス不足

適切なメンテナンスがされないと、インプラント周囲の組織や人工歯の状態が悪化し、寿命が短くなる可能性があります。

定期的な歯科検診やクリーニングは、インプラントの健康状態を確認し、早期に問題を発見するために重要です。プロフェッショナルなクリーニングによって、歯周病や感染症のリスクを軽減できます。また、歯科医はインプラント周囲の状態を評価し、必要なケアやアドバイスができます。

また、日常の口腔ケアも欠かせません。適切な歯磨きやフロスの使用は、プラークや食物の残留物を除去し、歯周病や感染症のリスクを軽減します。特にインプラント周囲のクリーニングには注意が必要であり、歯科医からの指示に従うことが重要です。

メンテナンス不足はインプラント周囲の炎症や感染のリスクを高め、骨組織の吸収やインプラントの不安定化につながる可能性があります。それによって、寿命が縮まる場合があります。

インプラントを長持ちさせるコツ

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定期メンテナンスを受ける

インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。定期メンテナンスは、インプラントの健康状態を維持し、早期の問題を発見するために非常に重要です。

定期的な歯科検診によって、歯科医はインプラントの安定性や咬合のバランスを確認し、問題があれば早期に対処できます。また、クリーニングによってプラークや歯石を除去し、歯周病や感染のリスクを軽減できます。

さらに、歯科医は適切なケアや歯磨きの方法を指導してくれます。インプラント周囲のクリーニングには特別な注意が必要であり、歯科医のアドバイスに従うことが大切です。正しい歯磨き方法やフロッシングの方法を実践することで、歯周病や感染症のリスクを低減し、インプラントの寿命を延ばせます。

定期メンテナンスは、インプラントの寿命を延ばすだけでなく、口腔全体の健康を促進する重要な役割を果たします。定期的な検診とクリーニングを受けることで、早期の問題を発見し、予防措置を講じることが可能です。

歯ぎしり・食いしばりしないようにする

インプラントを長持ちさせるためには、歯ぎしりや食いしばりといった癖を抑えることが重要です。これらの癖は、インプラントに負荷をかけ、寿命を縮める可能性があります。以下に、歯ぎしりや食いしばりを防ぐためのいくつかのコツをご紹介します。

まず、ストレス管理が大切です。歯ぎしりや食いしばりは、ストレスの影響を受けやすい状態で発生することがあります。ストレスを軽減するためには、リラクゼーション法やストレス解消の方法を取り入れることがおすすめです。日常の生活においてリラックスできる時間を作り、ストレスを軽減しましょう。

また、睡眠時の歯ぎしりや食いしばりを防ぐためには、マウスガードの使用がおすすめです。マウスガードは、歯ぎしりや食いしばりによる歯やインプラントへの負荷を分散させ、ダメージを軽減する役割を果たします。歯科医に相談し、適切なマウスガードを作成してもらいましょう。

最後に、意識的な口のケアを心がけましょう。ストレスや緊張がある場合は、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりが起こることがあります。自分の癖に気づくために、日常生活で口の周りの緊張を解き、リラックスした状態を保つことが大切です。

禁煙する

禁煙はインプラントの寿命を延ばすために欠かせないステップです。喫煙から離れることによって、歯周組織の健康を保ち、骨組織の再生を促進し、感染のリスクを軽減できます。また、口腔内の環境が改善され、インプラントがより長く持続する可能性が高まります。

喫煙をやめることで、血行が改善し、組織の修復力が高まります。これにより、歯周病の進行が抑制され、インプラント周囲の健康が改善します。また、禁煙は口腔内の感染リスクを低減し、インプラントの長期的な成功率を向上させることが知られています。

禁煙はインプラントの寿命を延ばすために不可欠な要素です。タバコをやめることで口腔の健康が改善し、インプラントの長期的な安定性と持続性が確保されます。喫煙の影響を最小限に抑え、インプラントを健康な状態で維持するために、禁煙への取り組みをお勧めします。

デンタルフロスを使う

インプラントを長持ちさせるためには、デンタルフロスの使用が非常におすすめです。デンタルフロスは、歯と歯の間の細かい隙間やインプラント周囲のクリーニングに役立つ道具です。

デンタルフロスは、歯ブラシでは届きにくい場所にあるプラークや食物の残渣を除去できます。特に、インプラント周囲の隙間や歯茎との接合部分は、しっかりとクリーニングする必要があります。デンタルフロスを使うことで、こうした難しい場所の清掃が可能となります。

デンタルフロスの使い方には注意が必要です。適切なテクニックを使って使用することが大切です。フロスを歯と歯茎の間に挟み、優しく上下に動かすことでプラークや食物の残りを取り除きます。ただし、力を入れ過ぎると歯茎を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。

まとめ

ここまで、インプラントを長持ちさせる方法についてお伝えしました。要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラント、入れ歯、ブリッジそれぞれの10年後の生存率は、インプラントで約95%、入れ歯で約50%、ブリッジで約90%とされている
  • インプラントの寿命を縮める原因は歯周病、歯ぎしり、喫煙、メンテナンス不足等がある
  • インプラントを長持ちさせるには定期メンテナンス、歯ぎしりに気を付ける、禁煙、デンタルフロスを使う等がある

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

遠藤 眞次医師(グランメゾンデンタルクリニック)

長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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長崎大学歯学部を卒業後、東京と群馬の歯科医院で分院長を歴任。臨床のかたわら、歯周治療やインプラント治療についての臨床教育を行う「Dentcation」の代表を務める。他にも、歯科治療のデジタル化に力を入れており、デジタルデンチャーを中心に、歯科審美学会やデジタル歯科学会等で精力的に発表を行っている。

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