インプラント

失った歯を取り戻せる!インプラント埋入術の手順と注意点を解説!

インプラント 埋め込み

インプラント埋入術についてご存知でしょうか。 この記事ではインプラント埋入術について以下の点を中心に紹介していきます。

  • インプラント埋入術を受けられる人
  • インプラント埋入術の費用
  • インプラント埋入術の流れ

ぜひ最後までご覧ください。

インプラント治療とは

インプラント治療とは

まずはインプラント治療について解説します。

インプラントとは?

インプラントとは、人工物を身体に埋め込むことを指します。歯科領域では、歯を失った箇所に人工歯根を埋め込む治療法として「歯科インプラント」と呼ばれています。ただし、他の医療分野でもペースメーカーや美容整形などに使用されており、様々な分野で活用されています。

インプラント手術を受けられる人

インプラント治療はほとんどの方が受けられますが、全身疾患や金属アレルギー、骨密度の低下などによって受けられない場合があります。顎骨の成長が止まっている18歳〜20歳以上の患者さんにおすすめです。手術するまでの期間は、入れ歯などで一時的に回復させます。治療前には骨の状態を確認し、持病がある場合は主治医に相談して治療を検討しましょう。高齢者や骨密度が低下している方は入れ歯治療を選択する方がよいでしょう。

インプラントの費用について

インプラント治療の費用は、地域によって相場が異なります。全国平均で1本あたり30~45万円、首都圏や都市部ではさらに高く35~55万円が相場となっています。保険適用外の自由診療であり、歯科医院によって異なるため、安価なクリニックもある一方、平均的には1本あたり35~50万円が一般的な治療費です。

インプラントメーカーについて

インプラントメーカーは世界中で100種以上存在し、日本国内では30種以上が使われています。各メーカーは独自の特徴を持ち、規格が異なるため他社と組み合わせて使うことはほとんどなく、種類や大きさによって接続部品や器具も異なります。したがって、一番良いメーカーは一概には言えません。

インプラント埋入治療の流れと期間

インプラント埋入治療の流れと期間

インプラント埋入治療の手順と回復期間について見ていきましょう。

インプラント埋入治療の手順

インプラント埋入治療には、患者様の歯並びや歯肉の状態、健康状態などによって治療方法や期間が異なる場合があります。一般的には、カウンセリング、精密検査、手術、上部構造の装着、アフターケアの5つのステップに分かれます。
カウンセリングでは、患者様のお悩みや希望について話し合い、治療に関する説明を行います。また、患者様の歯科医師からの紹介状や、現在の健康状態なども確認します。
精密検査では、口内のチェックやCTなどによる検査を行い、治療計画を立てます。
手術では、衛生管理の整った手術室で麻酔を使い、インプラントを顎骨に埋め込みます。インプラントは、身体と同化する生体材料で作られており、時間が経つにつれて骨と一体化していきます。
上部構造の装着では、インプラントが安定するまで安静期間を設け、その後、上部構造(人工歯)を装着します。噛み合わせや見た目などに違和感がないかを確認し、調整を行います。
アフターケアでは、定期的なメインテナンスや口内の健康状態の確認が必要です。インプラントは自然歯と同じように虫歯にかかることはありませんが、適切なメンテナンスをしない場合、周囲の歯肉炎や骨粗鬆症などの合併症が起こることがあります。定期的な口内ケアやクリーニング、口腔内の異常があれば早期に治療することが大切です。

インプラント埋入治療の回復期間

インプラント埋入治療の回復期間は、患者様の歯周組織の状態や歯槽骨の量によって、平均3〜12ヶ月と幅があります。手術後の結合には3カ月〜半年ほどかかり、腫れや痛みの症状が1〜2週間ほど続きます。治療中は過度な飲酒や喫煙、激しい運動は避け、傷口に触らないようにし、食事も控え、清潔に保つことが重要です。

インプラント埋入のコスト

インプラント埋入のコスト

インプラントの費用、費用対効果について見ていきましょう。

インプラント埋入治療の費用

インプラント治療の費用は、奥歯1本当たり30万~40万円程度、前歯1本当たりの費用はそれに近く、全部の歯をAll-on-4で治療すると400万~500万円程度かかります。治療費は、歯科医院によって大きく異なりますので、事前に確認が必要です。インプラント治療は保険適用外で、通常の治療法に比べて高額になるため、およそ30万〜80万円が相場とされています。

インプラント埋入治療の費用対効果

インプラント埋入治療の費用対効果は、医師の技術力と誠実さにかかっています。低価格医療は人件費を削減し、技術者の治療時間を減らすため、安価な材料を使用することが多いとされています。しかし、正しい部位に正しい角度でインプラントを埋入し、噛む感覚を取り戻すことが大切です。また、治療費は高額になりますが、自分の歯で噛む感覚を取り戻し、自然な見た目の人工歯を装着できるため、対価はあるでしょう。

インプラント埋入治療のコスト削減術

直接的にインプラント治療の費用を削減する方法はないため、治療費を工面するためには、デンタルローンやクレジットカードの分割払いなどの支払い方法を検討する必要があります。また、歯科医院によって設定される料金にも違いがあるため、複数の歯科医院を比較することで、費用を抑えられる場合もあります。ただし、安い料金を提示する歯科医院が必ずしも治療の質が高いとは限らないため、信頼できる歯科医院を選ぶことが重要です。

まとめ

まとめ

ここまでインプラント埋入術についてお伝えしてきました。インプラント埋入術の要点をまとめると以下の通りです。

  • インプラント埋入術はほとんどの方が受けられるが、全身疾患や骨密度の低下などによって受けられない場合があり、顎骨の成長が止まっている18歳〜20歳以上の患者さんにおすすめとされる
  • インプラント治療の費用は、1本当たり30万~40万円程度で、全部の歯をAll-on-4で治療すると400万~500万円程度
  • インプラント埋入術は、カウンセリング、精密検査、手術、上部構造の装着、アフターケアの順で進行していく

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事の監修歯科医師
坪光 玄義医師(地挽歯科医院)

坪光 玄義医師(地挽歯科医院)

鶴見大学歯学部 卒業 / 平成24年歯科医師免許証 取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)

記事をもっと見る
  • この記事の監修医師
  • 他の監修記事
坪光 玄義医師(地挽歯科医院)

鶴見大学歯学部 卒業 / 平成24年歯科医師免許証 取得 / 現在は地挽歯科医院、蕨にしき町歯科・口腔外科(いずれも非常勤)

  1. インプラント治療は高齢者でも大丈夫?年齢制限やリスク、注意点を解説

  2. インプラント治療の2次オペとは?手術の種類・流れを解説

  3. インプラント2本にブリッジをかけたい!併用治療を検討するためのガイドライン

RELATED

PAGE TOP

電話コンシェルジュ専用番号

電話コンシェルジュで地域の名医を紹介します。

受付時間 平日:9時~18時
お電話でご案内できます!
0120-022-340